【追悼・鳥山明さん】日本のカルチャーを世界的人気に導いた『ドラゴンボール』の功績
鳥山さんは3月8日から11日まで、東京・池袋で開催の東京アニメアワードフェスティバル2024でアニメ部門功労賞を贈賞されていた。会場には『SAND LAND』や『Dr.スランプ』の単行本が置かれ、アニメに寄せたキャラクターデザインも展示されていた。
鳥山さんは、贈賞にあたってコメントを寄せ、「受賞の感想を正直申し上げますと昔からアニメにはそれほど強い興味がなく、自分の作品がアニメ化された時でさえスタッフの方には申し訳ありませんが恥ずかしさもあって、あまり観ておりませんでした。10年ほど前、ひょんなことから『ドラゴンボール』のアニメ映画の脚本の手直しを頼まれ、ついでにキャラの背景や簡単なデザインを描いてからでしょうか、意外にこの作業はやりがいがあって、楽しいかもしれないな。大変なところはスタッフにお任せできるし(笑)と思うようになりました。そのような僕が、東京アニメアワードフェスティバルの功労賞だなんて、ホントにお恥ずかしいです。ありがとうございました」と贈賞を喜んでいた。
そして、2024年秋から展開される『ドラゴンボールDAIMA』についても触れ、「所々でアドバイスをするうちに、いつのまにかガッツリ入り込むことに。全体のストーリーだけでなく、世界観、キャラデザインやメカなどいろいろ描いています。激しいアクションだけじゃなく盛りだくさんな内容になっていると思いますので、楽しんで観ていただければ幸いです。」と期待感を表明していた。
「最後に、これまで応援していただいた皆さん、本当にありがとうございます! 若い頃の生活のせいか、健康にいまいち自信のない僕があとどれだけできるかはわかりませんが、より面白い作品を頑張って目指してみますので、これからもどうかよろしくお願いします!」
読むほどに残念さが募るコメントとなってしまった。