佐藤浩市、吉岡秀隆、ムロツヨシ “白髪”のカッコ良さで魅了する俳優たち
主演映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を2006年と2008年で二度受賞、『北の国から』(フジテレビ系)シリーズ、『男はつらいよ』シリーズ、『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)シリーズなどの代表作を持ち、長く愛される作品同様、息の長い俳優として活躍し続ける。
『コタツがない家』(日本テレビ系)では、主人公のウエディングプランナー深堀万里江(小池栄子)の夫で廃業寸前の仕事がない漫画家でグータラ過ごす悠作役の吉岡。万里江の父で、投資詐欺に遭い、老後の財産を失い深掘家にやってきた達男(小林薫)との間で、舅と婿のダメ男同士のバトルが繰り広げられることになった。今回の悠作役では、黒めのグレイヘアにしているが実際の彼の髪はもっと白髪が多め。映画『Dr.コトー診療所』では真っ白に近いグレイヘアで演技をしていた。
『Dr.コトー診療所』に関しては、2003年から始まったシリーズで19年かけて同じ役と向き合い、演じてきた。だからこその変化さえも貴重だと思える作品になっている。19年という時間の流れ、演じる役者に起きた変化も物語に深みを与え、リアルな共感を呼び起こす。コトー先生こと五島健助を演じる吉岡秀隆の真骨頂ともいえる役で、自然な白髪はその個性をより反映しているようだった。
そして、40代の俳優で白髪が自然な人といえば、現在放送中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)で主人公、蔵前勉を演じるムロツヨシが挙げられる。本作では、メッシュを入れたような白髪染めしていない髪型で登場。人気俳優のマネージャーとして30年も貢献したのに突然クビを宣告されて、新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)のパラリーガルとしてサポートするという役どころ。平手友梨奈とバディを組んで……ということもあり、ムロツヨシの白い前髪はメッシュをいれて、スタイリッシュな雰囲気を狙ったようでもあるが、白髪は地毛とのことだ。
『どうする家康』ムロツヨシの狂気の芝居を忘れない 秀吉らしい切ない最期
『どうする家康』(NHK総合)第39回「太閤、くたばる」。秀吉(ムロツヨシ)に再び子が生まれたのは、壮大な夢である唐入りを和議を…
大河ドラマ『どうする家康』では孤独で、底知れぬ野心を暴走させる豊臣秀吉の晩年までも演じきり、老けた役を演じるのも上手いと話題になっていた。コミカルな役も、シリアスな役も、演じる役によって自由に演じていく彼もまた、年齢を重ねることの変化も自分の中に取り入れて新たな表情を見せていってくれるのだろう。
■放送情報
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』©︎フジテレビ
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:二宮和也、中谷美紀、大沢たかお、江口洋介、佐藤浩市
【逃亡編】中川大志、松本若菜、中村アン
【地方テレビ局編】福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善
【レストラン編】桜井ユキ、井之脇海、今井英二、栗原英雄
脚本:徳永友一
企画・プロデュース:成河広明
演出:鈴木雅之
主題歌:ミイナ・オカベ「Flashback feat. Daichi Yamamoto」
©︎フジテレビ
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