シルヴィア・チャンとサイモン・ヤムが夫婦役に 『燈火は消えず』2024年1月12日公開へ

『燈火は消えず』2024年1月日本公開へ

 第35回東京国際映画祭で『消えゆく燈火』のタイトルで上映された『A Light Never Goes Out(英題)』が、『燈火(ネオン)は消えず』の邦題で2024年1月12日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほかにて全国順次公開されることが決定した。

 2010年の建築法等の改正以来、2020年までに9割ものネオンサインが姿を消したと言われる香港。本作では、そんな香港を舞台に、腕利きのネオンサイン職人だった夫の死後、妻が夫がやり残したネオン製作の夢を継承しようと決意する姿が描かれる。主人公の妻役を『山河ノスタルジア 』のシルヴィア・チャン、夫役を『エグザイル/絆』のサイモン・ヤムが演じる。

 腕ききのネオンサイン職人だった夫のビル(サイモン・ヤム)の死後、夫がやり残した最後のネオンを完成させようと決意した妻メイヒョン(シルヴィア・チャン)。ある日、夫の工房へ行ってみると見知らぬ青年(ヘニック・チャウ)の姿があった。香港を離れ移住しようとする娘(セシリア・チョイ)と対立しながら、メイヒョンはやがて伝説の吹きガラス製のネオンの存在を知る。青年は何者なのか。伝説のネオンとは。そして、夫の最後のネオンの行方は……。

 台湾最大の映画賞である金馬奨で、主演のシルヴィア・チャンが1986年の『最愛』以来36年ぶり、3度目の主演女優賞に輝いた本作。第96回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表作品にも選出されている。

 監督を務めたアナスタシア・ツァンは「本当に驚いています。今年の香港では素晴らしい映画がたくさんあったので、私のデビュー作が香港代表に選ばれたことを大変光栄に思います。この機会により多くの香港映画が世界中の観客に届く扉が開かれることを願っています」とコメント。シルヴィア・チャンは「香港のネオンをふたたび灯しましょう!」と宣言し、プロデューサーのサヴィル・チャンは「キャストとスタッフを代表して、私たちの映画に対する愛情と揺るぎない支援に感謝します」と語った。

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■公開情報
『燈火(ネオン)は消えず』
2024年1月12日(金)より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
プロデユーサー:サヴィル・チャン
監督・脚本:アナスタシア・ツァン
出演:シルヴィア・チャン、サイモン・ヤム、セシリア・チョイ、ヘニック・チャウ
配給:ムヴィオラ
2022年/香港映画/103分/英題:A Light Never Goes Out/原題:燈火闌珊
©2022 A Light Never Goes Out Limited All Rights Reserved
公式サイト:https://moviola.jp/neonwakiezu
公式X(旧Twitter):@neonwakiezu.jp

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