オムニバス映画『香港怪奇物語 三つの歪んだ空間』予告映像公開　様々な恐怖が襲いかかる

　香港のサスペンスホラー映画『香港怪奇物語 三つの歪んだ空間』の予告編が公開された。

　本作は、日常のすぐそばにある恐怖を撮り上げた3本の短編からなるオムニバス映画。香港では既に3作目までが公開されている人気シリーズだ。

　1本目の「暗い隙間」の監督を務めたのは、『ダークナイト』などでハリウッド映画を経験し、本作が長編1本目となったホイ・イップ。“眼”に怯えるヤウガーを、『テイル・フロム・ダーク1：迷離夜』のチェリー・ガンが演じた。

　2本目「デットモール」を手がけたのは、『メイド・イン・ホンコン』などのフルーツ・チャン。「オカルト捜査局」のライバーを、『縁路はるばる』のシシリア・ソーが演じた。

　3本目「アパート」の監督を務めたのは、『小林サッカー』などチャウ・シンチー作品の脚本家を務めたフォン・チーチャン。台湾出身で歌手・俳優として香港でも活躍し、ジョニー・トー作品などで知られるリッチー・レンが伝説のヤクザ男ホーを演じた。

　公開された予告編は、第1話「暗い隙間」のヤウガーが学校からの帰り道、偶然倒れた男に足を掴まれるシーンから始まる。「通報していたら助かっていたかも」というヤウガーの後悔は、心に闇を作り、倒れていた男の“眼”に長い間怯え、新居でも悩ませられることになる。続いて第3話「アパート」のシーンが映し出される。1階にある怪しい物体を住人のアチーとカッチャイが見に行き、伝説のヤクザ ホー・フンに相談に行く。最後に第2話「デッド・モール」のシーンが。巷の奇妙な噂を暴露するライバーのガルーダが、幽霊が出ると噂されるショッピングモールに来る場面。謎のガスマスクの人間、血を流したライバーのヨン・ワイ、乱闘する姿などが確認できる。映像の最後には、各話の出演者のセリフが続き、「罪を償わせてやる」と叫ぶ台詞の後、ラストシーンではショッピングモールの廊下で、ライバーのヨン・ワイが、燃え盛り追いかけてくる火から必死で逃げる姿が映し出されている。

■公開情報
『香港怪奇物語 三つの歪んだ空間』
12月1日（金）よりシネマカリテほかにて全国順次公開

『暗い隙間』
出演：チェリー・ガン　ン・ウィンシー
監督：ホイ・イップサン

『デッドモール』
出演：ジェリー・ラム　セシリア・ソー
監督：フルーツ・チャン

『アパート』
出演：リッチー・レン　ソフィー・ン
監督：フォン・チーチャン

配給：武蔵野エンタテインメント株式会社
2021年／香港／広東語・北京語／112分／シネマスコープ／5.1ch／原題：失衡凶間／G
英題：Tales from the Occult／日本語字幕：鈴木真理子
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