赤楚衛二&杉野遥亮、人気マンガ原作で“裏かぶり” 水10新ドラマはどちらも見逃せない

赤楚衛二&杉野遥亮主演の水10が見逃せない

 7月期ドラマの情報が相次いで発表され、水曜22時枠にはマンガ原作ドラマが2作並ぶことになった。期待の新ドラマは、赤楚衛二主演の『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)と杉野遥亮主演の『ばらかもん』(フジテレビ系)だ。どちらも人気コミックを原作としていることに加え、今話題の俳優である赤楚と杉野がGP帯連続ドラマ初主演を飾ることから大きく注目を集めている。

 『こっち向いてよ向井くん』は、ねむようこによる同名コミックをドラマ化するラブストーリー。雰囲気よし、性格よし、仕事もできる、好青年の向井くんが10年ぶりに恋をしようと意気込むものの“恋愛迷子”になるさまを描く。赤楚が演じるのは、タイトルにもなっている“向井くん”である。結婚だけが幸せのゴールではない現代を生きる主人公が、どのように恋愛と向き合っていくのかが作品の見どころになりそうだ。

『ペンディングトレイン』赤楚衛二の瞳がもたらす安心感 山田裕貴が表現する複雑な胸中も

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 赤楚は『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』(Prime Video)の長瀬裕樹役と『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)の万丈龍我役で活躍したのち、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京/以下『チェリまほ』)の安達清役にて連続ドラマ単独初主演を飾り大きくブレイク。その後、連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)では、主人公の幼なじみにして後の夫となる梅津貴司役を好演。貴司がヒロイン・舞(福原遥)を見守る優しい表情が視聴者の心を捉え、多くの人に愛されるキャラクターとなった。

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 また、4月クールで放送中の『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)では新人刑事の瓜原潤史を演じ、木村拓哉演じる風間の “最初のバディ”として第1話・第2話を牽引。『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)では、正義感にあふれる消防士の白浜優斗役を演じ、主役の萱島直哉を演じる山田裕貴との熱い掛け合いが話題となっている。

 とにかく勢いのある赤楚だけに、今回の抜擢は納得がいく。潤んだ瞳と、人の心を包み込むような温かい芝居が持ち味の赤楚が『こっち向いてよ向井くん』でみんなに好かれる「いい男」を演じると言うのは説得力が高い。また『チェリまほ』でも不器用ながら真っ直ぐ恋愛に向き合う芝居がファンの心を掴んでいただけに、『こっち向いてよ向井くん』での赤楚が「恋の仕方」を模索するというのも楽しみなポイントだ。

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