赤楚衛二&杉野遥亮、人気マンガ原作で“裏かぶり” 水10新ドラマはどちらも見逃せない

赤楚衛二&杉野遥亮主演の水10が見逃せない

 もう一方の『ばらかもん』は、2014年にアニメ化もされたヨシノサツキの人気コミックを原作とする。五島列島を舞台に、書道だけを支えに生きる青年書道家が島民たちとの交流を通じ成長していくコメディドラマである。

杉野遥亮、GP帯連続ドラマ初主演 『ばらかもん』ドラマ化で二世書道家役に

杉野遥亮が主演を務める連続ドラマ『ばらかもん』が、7月期のフジテレビ系水10ドラマ枠で放送されることが決定した。  シリーズ累…

 杉野が演じるのは、都会生まれ、都会育ちの若き書道家・半田清舟。ある挫折をきっかけに、五島で一人暮らしを始めることになる。主人公が島での生活に戸惑い、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも成長していく物語では、杉野の真っ直ぐでみずみずしい芝居が見どころになりそうだ。

 杉野は、『スカム』(MBS/TBS)で振り込め詐欺に手を染め裏社会に生きる主人公から『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)での優しさあふれるヤンキー像まで役によって大きく印象を変える。1月期ドラマ『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)では主人公・鷲津亨(草彅剛)の秘書にして個人的な因縁を持つ蛯沢眞人を演じ、ストーリー上のキーパーソンとして活躍した。また、現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)では家康(松本潤)の家臣の榊原小平太(康政)を演じ、本多平八郎忠勝(山田裕貴)との「平平コンビ」が老若男女から愛されている。毎回予想を超えた芝居で役の新境地を開拓していく杉野だけに、『ばらかもん』で“書の境地”を切り拓く清舟と重ね合わせながら応援していきたい。

 同時間帯にこれほどの期待作が重なってしまうのは悔しいところ。だが、どちらの作品にもそれぞれの魅力があり、視聴者を楽しませてくれることだろう。注目の役者陣が満を持して登場する7月からの水曜22時を期待して待ちたい。

■放送情報
『こっち向いてよ向井くん』
日本テレビ系にて、7月スタート 毎週水曜22:00〜放送
原作:ねむようこ『こっち向いてよ向井くん』(祥伝社フィールコミックス)
脚本:渡邉真子
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:鈴木将大、柳内久仁子、妙円園洋輝
協力プロデューサー:福井芽衣
演出:草野翔吾、茂山佳則ほか
制作協力:AX-ON、ダブ
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
©︎ねむようこ/祥伝社フィールコミックス
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/mukaikun/
公式Twitter:@mukaikun_ntv
公式Instagram:@mukaikun_ntv

『ばらかもん』
フジテレビ系にて、7月スタート 毎週水曜22:00~22:54放送
出演:杉野遥亮ほか
原作:ヨシノサツキ『ばらかもん』
脚本:阿相クミコほか
企画:上原寿一
プロデュース:髙丸雅隆
演出:河野圭太
制作協力:共同テレビジョン
制作著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/barakamon
公式Twitter:@barakamon_drama
公式Instagram:@barakamon_drama

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