赤楚衛二の豊かな表現力が『風間公親』にもたらすものは? 気になる“伸びすぎの髪”も

『風間公親』で見せる赤楚衛二の豊かな表現力

 木村拓哉が演じる風間公親の物語が帰ってきた。4月10日に初回が放送された『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)は、『教場』(フジテレビ系)及び『教場II』(フジテレビ系)の前日譚であり、風間がまだ県警本部捜査一課の刑事指導官をしていた頃の物語である。その厳しさゆえ“風間道場”と揶揄される場所で指導を受けるために、第1話で風間の元にやってきた心優しき刑事が瓜原潤史(赤楚衛二)だ。

 赤楚衛二が演じる瓜原は、交番勤務から捜査一課への配置換えを命じられ、風間のもとで捜査スキルを学ぶ新人刑事。優しい心と共感力を持つ一方で刑事としてはまだまだ経験が必要な段階だ。しかし伸び代を期待される人物であることは、「署長賞」を受賞していることや、警察学校長の四方田(小日向文世)から「風間道場に呼ばれたんだから、君は何かを持ってると見込まれたんだ」と言われていることからも伺える。

 第1話で瓜原は、風間と共に2つの事件を捜査した。そこでははやくも瓜原がどんな人物であり、どんな魅力を持つキャラクターであるのかを、赤楚が芝居を通して体現する。

 赤楚といえば、『チェリまほ』こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)で主役の安達清を演じ、その好演が話題となり一気にブレイク。その後は『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)や『SUPER RICH』(フジテレビ系)、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系)などに出演し、連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)ではヒロインの夫の梅津貴司役でさらに広い層へとその名を轟かせた。今クールは『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)に加え、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)でも重要な役を担うことが決まっており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる