『舞いあがれ!』山下美月演じる久留美の恋にも注目 朝ドラ”幼なじみ”の恋愛を振り返る

『舞いあがれ!』朝ドラ”幼なじみ”の恋愛

 連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)の第16週がスタートした。柏木(目黒蓮)と別れ、パイロットの内定も辞退するという大きな決断をした舞(福原遥)は、IWAKURAに入社し、新たな舞台で、新たな道を歩み始めた。

 舞の大きな支えになったのは、幼なじみの久留美(山下美月)と貴司(赤楚衛二)の存在だ。きっとふたりはこれからも舞の良きアドバイザーとなってくれるだろう。特に久留美は舞の恋愛相談にも乗り、柏木と舞の恋を応援していた。柏木への気持ちに戸惑い、ドギマギしている舞を、その時は「ええなあ」と羨ましがり、「毎日忙しいからそんなんしてる暇ないわ」と、看護師として恋愛をせず、仕事に邁進している様子を見せていた久留美だが、今後、彼女が恋をする場面も訪れるのだろうか。

『なつぞら』柴田家にたんぽぽが咲く 雪次郎と夕見子の“これまで”と“これから”

『なつぞら』(NHK総合)113話は、屈指の名場面が揃った回ではないだろうか。雪次郎(山田裕貴)がもったいぶって披露した新しいお…

 ヒロインの幼なじみの恋は過去の朝ドラでも描かれてきた。舞の祖母・祥子(高畑淳子)を見るたびにふと思い出してしまうのが、高畑が演じていた『なつぞら』のとよおばあちゃんである。とよの孫である雪次郎(山田裕貴)は、役者を諦め、菓子職人として再出発をし、その実力を父に認められると、幼少期からずっと思い続けていた夕見子(福地桃子)に「夕見子ちゃん、俺と結婚してくれ」と公開プロポーズ。その申し出を受けるべきか迷っていた夕見子は、とよの助言もあり、結婚を決めたのだった。

林遣都×大島優子、『スカーレット』の世界観を支える演技力 “主役”の2人が親友役を演じる贅沢さ

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 『スカーレット』のヒロイン・喜美子(戸田恵梨香)には舞と同じように、同性の幼なじみ、照子(大島優子)と異性の幼なじみ、信作(林遣都)がいた。喜美子と照子はとても仲が良く、お互いがファーストキス相手という不思議な関係性も生まれてしまったが、照子は短大を卒業して夫と結婚。家業を継いで、4人もの子供に恵まれ幸せな家庭を築いた。信作は、高校時代に女学生からラブレターをもらったり、彼女がいたりとモテていたが、最終的には喜美子の妹・百合子(福田麻由子)と結婚。この信作の家族は人気を博したため、特別編として信作と百合子を中心としたストーリーが展開された週もあった。喜美子、照子、信作の3人は、大人になっても交流が続いており、もしかしたら舞たちの未来の関係性とも言えるのかもしれない。

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