瀬戸康史が生み出す愛すべき“トキューサ” 『鎌倉殿の13人』イチの癒やしキャラに

瀬戸康史、トキューサの愛すべき魅力

 実朝の夢が詰まった船の設計図をトウ(山本千尋)と一緒に書き直しても誰にも疑われないのは、ほのぼのと抜けたところがあるにも関わらず、仕事に関しては冷静さを持ち合わせているからなのでは。父の時政との別れの前、北条家で集まったときも、みんなで大姫(南沙良)の呪文の言葉を言い合ったときは「プルップ、プルップ」しか言えず、餅もうまくこねられないけれど、愛すべき存在。周囲をしっかり見ているし、悪気ない素直すぎるリアクションにも癒される。

瀬戸康史、『霊媒探偵・城塚翡翠』最終話の別荘シーンでクランクアップ 清原果耶から花束

11月13日に放送された『霊媒探偵・城塚翡翠』第5話(最終話)で、推理作家・香月史郎を演じた瀬戸康史がクランクアップを迎えた。 …

 第43回「資格と死角」放送後、「トキューサ」がSNSで話題になったが、瀬戸康史は立て続けに別作品でも話題をさらう。推理作家・香月史郎役で出演しているドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)が“最終話”だったからだ。おちゃめなトキューサとは打って変わり、こちらではクールな魅力を放っていた瀬戸だが、最終話ではそのイメージをさらに豹変させた。主演の清原果耶に先生と呼ばれる役柄は、『透明なゆりかご』(NHK総合)以来でもあった。それにしても日曜日の夜、瀬戸康史の芸達者ぶりには舌を巻いた。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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