『サンダーバード55/GOGO』庵野秀明ら著名人コメント到着 ストーリーや場面写真も公開
2022年1月7日より劇場公開、1月8日からオンライン上映される映画『サンダーバード55/GOGO』より、3つの新ストーリーと場面写真が公開。また、庵野秀明 、黒柳徹子、おぼん・こぼんら著名人からのコメントも到着した。
1965年にイギリスで、1966年には日本でも放送が開始された、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇のテレビシリーズ『サンダーバード』。人形の独特な動きや、ユニークな近未来的メカデザイン、人形劇とは思えないダイナミック特撮描写はテレビ界の常識を塗り替えたとも言われ、劇場用長編版も2本製作されているほか、2004年には実写版リメイク、2015年には新たにCGアニメーションが制作された。
日本放送開始55周年を祝して発足された「サンダーバード55周年プロジェクト」。その目玉企画として公開される本作は、本国イギリスの熱狂的なサンダーバードファンのクラウドファンディングによって制作された3話のエピソードを日本公開用に独自に再編集した特別版。これらのエピソードは当時ラジオドラマとして書かれた脚本をもとに、はじめて映像化された。オリジナルへのオマージュとしてスーパーマリオネーションの伝統的な技術を駆使して撮影、完全新作として甦えらせた。
エピソード1では、幻の第1話とも言えるトレイシー家とペネロープが出会い、国際救助隊が本格始動する背景が描かれる。エピソード2、3では、国際救助隊が絶体絶命の危機に瀕しながらもスーパーメカを駆使して立ち向かう、新たな物語が展開される。
「ストーリー1:サンダーバード登場」では、国際救助隊が本格始動する少し前、ジェフ・トレイシーに招待されたレディ・ペネロープが、召使いのパーカーとともに、太平洋上の秘密の場所にある美しい島トレイシー・アイランドに到着。島に隠された驚くべき技術とサンダーバード1号から5号を目にする。エージェントとして大きな秘密を共有したペネロープが加わることで、国際救助隊はついに本格稼働をスタートさせる。
「ストーリー2:雪男の恐怖」では、ウラン工場が爆破され炎上する事件が発生。同じ頃、国際救助隊はエベレストで雪男に襲撃され救助を請う通信をキャッチして、ペネロープに調査を依頼。スキーコプターに乗り込んでパーカーと現場に向かうが、この事件には国際救助隊の宿敵のフッドによって罠が仕組まれていた。フッドの手に落ちるパーカー、ひとり雪深い場所に取り残されるペネロープは危機を脱することができるのだろうか。
「ストーリー3:大豪邸、襲撃」では、イギリスの大邸宅に忍び込み、貴重品を奪っては屋敷を爆破する連続強盗事件が発生。次に自分の屋敷がターゲットとなることを予見したペネロープは、わざと屋敷を留守にして、犯人たちを呼び寄せる作戦を決行するが、犯人たちに見つかり気を失ってしまう。仕掛けられた爆発の時間が迫る中、国際救助隊はペネロープを救い出すことができるのだろうか。
そして今回はさらに、『シン・仮面ライダー』監督であり、先日発表された1985年に制作された『サンダーバード』TVシリーズのダイジェスト編「ザ・コンプリート・サンダーバード」を復元し、HDリマスターした『シン・コンプリート・サンダーバード』の構成・編集を務める庵野秀明、初代ペネロープ役の吹き替えを務めた黒柳徹子、コンビ結成が『サンダーバード』イギリス放送年と同期であるおぼん・こぼんなど各界著名人からコメントが到着した。
本編構成を担当する樋口真嗣からも「大先輩が作った素晴らしい作品に関われることに、大変さ以上に楽しさと嬉しさが上回っております。早く完成して、ファンの皆様へお届けできたらと思っております」と完成に向けたコメントが届いている。
コメント
庵野秀明(『サンダーバード』などITC作品ファン)
当時の映像の再現に徹底的に固執する制作コンセプトに、オリジナルに対する半端ない敬愛を感じ、素直に痺れます。
市川紗椰(モデル)
SFで育った私にとって、幼いころに1話だけ再放送を見た『サンダーバード』は、ちゃんと見たいと思っていた幻のエルドラド。自分が愛する作品の多くが『サンダーバード』に影響を受けたので、理解を深めるためにも必見です。
江口寿史(漫画家・イラストレーター)
「サンダーバード」のテレビ番組を熱心に観ていたのは 1966年から 1968年くらいだから、10歳〜12歳くらいですかね。「人形劇」というイメージにまとわりつくファンシーさが子供心に苦手だったんですが、『サンダーバード』はそういった所が微塵も無く、どこまでもハードで、メカやファッションもリアルに格好良くて、「人形劇」という意識では全く観ていなかったですね。2号の格納メカが好きでプラモデル作ったなあ。今、この時代に作られる『サンダーバード』。大人になった眼で観れることに期待が膨らんでいます!
大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)
子供の頃に観た『サンダーバード』のオープニングのカッコ良さといったらもう、奇蹟や神話に遭遇したかの衝撃でした。そうですか新たなエピソード! また神がかったカッコ良さを観せてください!
おぼん・こぼん(お笑いコンビ)
おぼん:いや〜。『サンダーバード』、映画館で観れるんやて、嬉しい〜
こぼん:ホント、嬉しいよね。小さい頃観てたわ。
おぼん:ちょっと待てよ、小さい頃って、今も小さいと思うけど...…
こぼん:そやない(笑)、子供の頃からと云う意味や!
おぼん:なんや、そうかいな。とにかく、56年前に始まった『サンダーバード』、56年前デビューの我々と同期ってことやな。
おぼん・こぼん:同じ年の『サンダーバード55/GOGO』、是非、映画館で観て下さいね!
河森正治(アニメーション監督・メカデザイナー)
はじめて『サンダーバード』を観たのは6歳の時。細密なメカ描写や、国際救助隊というコンセプトにドハマリ。戦艦兵器ではなく輸送機なのにユニークでカッコ良い2号に魅了され、子供ながらにペーパークラフトでコンテナシステムまで自作したり。スベリ台を頭を下に滑って、途中で体を反転しては、乗り込みシーンを再現したり.…..。50年の時を経て、『サンダーバード ARE GO』の時にはスタッフの一員としてサンダーバードS号をデザインすることも出来ました。そして今度は、よりオリジナルに近いカタチで復活する『サンダーバード55/GOGO』が観られる日を一ファンとして楽しみにしております!
黒柳徹子(女優)
国際救助隊サンダーバード。困ってる人たちのために出動する。5人兄弟が、それぞれロケットを持っていて、形がしゃれてる。私は55年前に唯一女性の諜報員ペネロープの声をやりました。『サンダーバード』は、とにかく、かっこ良くておしゃれ! 今回もみんなの活躍に期待しています。大人も子供も一緒に楽しめます。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
『サンダーバード』は僕を形作る血肉となった特別な存在。実写やCGでのリメイクもあったが、やはりあの“スーパーマリオネーション”でなければならない。今回のクラウドファンディングによる国際救助隊の再結成は、まさしく僕の観たかった『サンダーバード』そのものである。公開までカウントダウンするしかない。
■公開・配信情報
『サンダーバード55/GOGO』
2022年1月7日(金)劇場上映開始、1月8日(土)オンライン上映開始
プロデューサー:スティーブン・ラリビエー
監督:スティーブン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオット
脚本:アラン・フェネル、デヴィッド・グラハム、デスモンド・サンダース
特殊効果監督:ジャスティン・T・リー、スティーブン・ラリビエー、デレク・メディングス 音楽:バリー・グレイ スーパーバイザー:デヴィッド・エリオット
オリジナル製作:ジェリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン
配給:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES
原題:THUNDERBIRDS THE ANNIVERSARY EPISODES(「INTRODUCING THUNDERBIRDS」,「THE ABOMINABLE SNOWMAN」,「THE STATELY HOMES ROBBERIES」)
製作国:イギリス
Thunderbirds TM and (c)ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2021. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved.
映画公式サイト:tb55movie.com
55周年特設サイト:https://www.tbjapan.com/
公式SNS:@thunderbirds_jp