『プロミス・シンデレラ』岩田剛典の隠しきれない知性と品性 早梅との行く末は?

『プロミス・シンデレラ』岩田剛典の品性

 イケメン性悪高校生・壱成(眞栄田郷敦)が主人公・早梅(二階堂ふみ)のピンチを救うヒーローとなった『プロミス・シンデレラ』(TBS系)第4話では、片岡兄弟にとって“10年前にあった悲しき出来事”についても描かれた。

 兄の成吾(岩田剛典)と早梅が“名前も知らぬ初恋の相手同士”だったことを知り、あからさまに不機嫌になる壱成はやはり年相応の男子高校生だ。

 いつも兄と比較されてばかりの壱成について“あんたはあんた”だと初めて面と向かって言ってくれた相手が早梅だったのだ。そんな特別な相手すらも、結局は兄に心惹かれていたなんて、その事実が壱成には面白くない。“早梅も結局みんなと一緒かよ”と勝手に裏切られたような気持ちになってしまうのだろう。

 さらに、壱成が兄のことも旅館のことも遠ざけている原因になっているのが、10年前の母親の失踪事件にあるようだ。片岡兄弟の母親は、社長から見初められ仲居から女将になった人で、曲がったことが大嫌いな正に早梅のような人だったという(壱成の回想シーンで、母親が去り際に言い放った「私はあなたのことなんか要らない」がまた聞き捨てならない)。

 今話、成吾不在の旅館に招かれざる客が来る。超VIP客である芸能事務所社長の西園寺からの宴会予約だ。あまりに傍若無人な振る舞いが続き、意を決して座敷に上がった早梅に対しても無理難題を言い出す。そこで、ピンチヒッターとして登場したのがなんと和服姿の壱成だった。

 あれだけ敬遠していた旅館に立ち入り、対応が難しい顧客の接客に久々に当たったのだ。早梅のピンチとあっては勝手に体が動き出してしまうあたり、もう完全に彼が早梅に好意を抱いているのは間違いない。もしかすると、早梅は成吾にとってだけでなく壱成にとっても同じく“初恋の相手”に当たるのかもしれない。

 自分の初めての感情に戸惑っているのかもしれないが、早梅が西園寺の対応に名乗りを上げたことさえも「旅館のために、成吾のために頑張ったとか?」と彼女の一挙手一投足を成吾と関連づけて考えてしまい勝手にイライラしてしまう壱成。彼が他人に自分のペースを乱されることなんてこれまでなかったに違いない。

 壱成は兄と早梅の初恋についてはムキになって「10年も前の話なんか興味ねぇんだよ」と言い捨てながらも、母親の失踪については「まだたった10年しか経ってねぇ」といまだその傷が全く癒えていないことを明かしてた。

 なるほど、成吾と早梅が出会った10年前、早梅だけでなく片岡兄弟も同じようにとても苦しく辛い状況にあったのだ。身を置いている環境は全く違えど、大切な人をなくした喪失感を全員が抱いていた時期だったのだ。

 成吾も早梅のことがずっと気に掛かっているようで、人気芸者の菊乃(松井玲奈)にも暗に彼女に近づかぬようにと釘を刺していた。やはり菊乃も10年前から早梅のことを知っており、どうやら「あきら」というのが彼女の本名であるようだ。



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