「これからがスタート」 清原翔が明かす、内に秘めた“熱さ”

清原翔が明かす、内に秘めた“熱さ”

 リアルサウンド映画部では、2020年新春特別企画として、連日に渡り、今注目したい俳優たちのインタビューをお届け。今回は、「MEN'S NON-NO」モデルから俳優を初めて2年でNHKの朝ドラ『なつぞら』出演を果たした清原翔。

 朝ドラ出演後も、プライム帯ドラマへのゲスト出演でインパクトを残し、深夜ドラマにも出ずっぱりだった清原の2019年、そして、1月9日から放送がスタートする木曜劇場『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系、以下『アライブ』)出演への意気込みを語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「今やっとその成果を出す時」


ーードラマ8作品、映画、MVなど本当にたくさん出演していましたが、2019年は振り返ってみてどんな年でした?

清原翔(以下、清原):去年よりは色んな方に知ってもらうきっかけにはなった年だったと思うんですが、これからがスタートだなと思っています。今までは、僕自身を知っていて見てもらえていたわけではない気がするんです。ですが、今の段階だと、知った状態で色んな作品を見ていただけるので、見られ方が変わると思いますし、そういう意味では個の力が試されるようになったのかなと。

ーー2019年を通して自分の中で変化はありました?

清原:『なつぞら』でたくさん感想をいただけたのが嬉しくて、そんな風に色んな意見を聞ける機会が今まではなかったので、貴重でした。僕自身も色んな人からの指摘を受け入れられるようになったと思いますし、今後もそういう機会は大事にしていきたいです。

ーーその声を聞いて芝居に生かしたりすることもあるのでしょうか。

清原:あります。もちろん自分の考えもあるけれど、やっぱり様々な人の意見を聞くことですごく広がる部分もあって。そういう観点もあるんだと知れたり、面白いです。

ーー今、実際に『アライブ』の現場ではどうですか?

清原:台本を読んだら出番があるのに「…」が多くて、ここ3日間の撮影でセリフがひと言もなかったんです。だから、そういうシーンは表情の演技が課題になってきます。でも1年で様々な役をやらせていただいて、その中にはセリフがない役もあったので、今やっとその成果を出す時だと思っています。

ーー朝ドラ出演時のインタビューで、「飲み屋さんで『朝ドラの子!』って奢ってもらうのが夢」だと答えていましたが、達成しましたか?

清原:なかなかないんですよ。しかも僕、「巣鴨にも行ってみたい」って言ったんですけど行ってない(笑)。今後あればいいなと思います。

ーー『アライブ』では研修医の役を演じます。医療ドラマにはどんなイメージを持っていますか?

清原:医療ドラマは難しい用語が多くて大変そうというイメージがありました。僕の父親が、刑事ものと医療もののドラマがとても好きだったので、小さい頃からちょこちょこ見ていて。

ーー印象に残っている作品はありますか?

清原:正直、父に付き合って見ていたのであまり内容は覚えていないんですが、『白い巨塔』はちゃんと見た記憶があります。この前『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』も見て感動しました。手術シーンだけではなく、携わっている人々の人間模様が描かれる部分が、医療ものは面白いなと感じています。

ーー『アライブ』をどんな医療ドラマにしていきたいですか?

清原:僕もそうだったのですが、腫瘍内科というまだあまり知られてない医療の現場を舞台にしているので、少しでも多くの方が興味を持って、知っていただけるきっかけになればいいなと思います。医療というジャンル関係なく、医師や患者さんの心情の変化など、人間ドラマの側面も注目してもらえる作品にしたいです。

ーー清原さん自身の病院にまつわるエピソードはありますか?

清原:最近は研修医系の役が多かったのでゆかりは感じます。プライベートだと、年末は体が弱るのかいつも病院行くことが多くて……それこそ昨年も、病院で看護師さんに採血をしてもらったんですけど、動きを意識して見ていた部分はあったかもしれないです。血管に一発で刺さらなくてやり直しされたんですけど、その時の焦りとか。

ーーそういうのを生かしていこうと?

清原:生かせるなら生かしたいんですが、僕が演じる結城はクールすぎるのでどうかな? とも思いました。担当してくださった看護婦さんが明るい方だったので、今回はちょっと違うかもしれません(笑)。

ーー患者さんと接するシーンもあると思うのですが、心がけていることはありますか?

清原:医師の立場からしても、患者さんの病気は直面すると辛いものがあると思うんです。ガンは身近な病気なので、すごく考えさせられますし、今、病気と闘っている患者さんが実際にいらっしゃるので、真摯に向き合っていかなければならないことばかりだと思います。患者さんの年齢は様々で、年が近い方もいるので、いざ自分が「ガンになりました」と宣告される気持ちを思うと医師の立場でどの程度まで言えるんだろうとも考えさせられます。

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