異色時代劇『仁光の受難』9月DVD発売 庭月野監督「末永く楽しんで頂ければ」
映画監督でもある辻岡正人が主演を務めた映画『仁光の受難』のDVDが9月5日に発売されることが決定した。
本作は、釜山国際映画祭、東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭など、世界の映画祭に続々出品が決定し、日本に逆輸入上陸された異色の時代劇。監督・庭月野議啓は、脚本・編集・VFX・アニメーションも手掛け、僧侶と人斬りと妖怪が邂逅する妖怪譚を、実写とアニメーションを交えて描いた。
「人生でこんなにモテたことがない」という色欲に翻弄される仁光を、映画監督でもある辻岡が演じるほか、若林美保、岩橋ヒデタカ、有元由妃乃らがキャストに名を連ねた。また、世界的に活躍する神永大輔が、劇中曲の尺八演奏を担当している。
DVD発売決定にあたり、庭月野監督よりコメントが寄せられた。
庭月野議啓(監督・脚本・編集・VFX・アニメーション)コメント
私にとっては長編デビュー・初の劇場公開ということで不安もありましたが、連日たくさんのお客さんに来て頂き、特に東京ではチケット完売・満席の日も多かったので嬉しかったです。女性のお客さんが多いことも意外でしたし、リピーターの方もたくさんいて、多い方では5回も観に来て頂けました。刺激の強いシーンもあったと思いますが、にこにこと微笑みながら帰って行くお客さんが多かったことも嬉しかったです。
オトナの日本昔ばなし・エロティック怪談と評されるこの作品はオーソドックスな昔語りのスタイルで進行しますが、特筆すべきはやはり時代劇の随所に挿入される浮世絵・曼荼羅のアニメーションだと思います。有名な浮世絵作品やその模倣も出てきますので、探してみて下さい。もちろん仁光(辻岡正人)を含め、シリアスさとコミカルさを併せ持つ魅力的な登場人物たちも見どころです。アニメカットが多いので、撮影時は監督以外のスタッフ・キャストは完成型を想像するのに苦労したようですね。
DVDの発売で、「すごく観たい!」と言って頂けながらも劇場公開で行けなかった地域の方々に、ようやくお届けできるのは大変嬉しいです。お待たせした分、楽しんで頂きたいです。
実写・VFX・アニメと、僅か数秒でもすごく時間をかけて仕上げているカットもあるので、繰り返しご覧頂く方は、細部も楽しんで欲しいです。有名な怪談や昔ばなしのように、末永く皆さんに楽しんで頂ければ本望です。
■リリース情報
『仁光の受難』
9月5日(水)DVD発売/同日レンタル開始
価格:3,800円+税
収録時間:本編70分+特典映像
監督・脚本・編集・VFX・アニメーション:庭月野議啓
出演:辻岡正人、若林美保、岩橋ヒデタカ、有元由妃乃、カトウクリス、村上仁史、岩佐裕一郎、敦賀亮太、佐藤裕一郎、志戸晴一、西本桃、堺宏美、深月ユリア、結樺レイナ、萩原正道、原崎朋子、青木一弥、曽我真臣、久藤今日子
配給:ポニーキャニオン
発売・販売元:ポニーキャニオン
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公式サイト:http://ninko-movie.com/