濱田岳、『殿、利息でござる!』でナレーション初挑戦 「責任感と緊張感がありました」
濱田岳が、阿部サダヲ主演映画『殿、利息でござる!』のナレーションを担当することが決定した。
本作は、『予告犯』『残穢【ざんえ】—住んではいけない部屋—』の中村義洋監督の最新作となる歴史エンターテインメント。貧乏な庶民たちが殿を相手に、一世一代の大勝負に挑む模様を描く。主演の阿部サダヲや、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら俳優陣に加え、フィギュアスケーターの羽生結弦が出演する。
『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』など、中村監督作品には多数出演している濱田だが、ナレーションを担当するのは今回が初めて。濱田、中村監督、池田プロデューサーからは、コメントが到着している。
濱田岳 コメント
これまでと違った形ではありますが、 また中村組の作品に参加することが出来、とても嬉しかったです。 そして、スタッフ、キャストの皆様が作り上げた映像に、 最後に参加するというのは、新たな経験であり、 責任感と緊張感がありましたが、いつものように中村監督と楽しく、 そして真剣に、収録させて頂きました。 現場に居なかった自分でも、映像から この作品の楽しさや素晴らしさが伝わってきました。 是非多くの皆様に観て頂けたらと思います。
中村義洋監督 コメント
昔から大好きな映画で、今回も参考にと観直した川島雄三監督の『幕末太陽傳』では、スケジュールの都合で出演できなかったという川島組常連の加藤武さんが、冒頭のナレーションを担当している。そんな大巨匠と自分を比べることなど甚だおこがましいが、今回どうしても、岳には何かやってほしかった。何せ、仙台藩の映画である。そもそもの始まりが2006年の『アヒルと鴨のコインロッカー』の撮影からで、岳とはその後、何度仙台を訪れたか分からない。この映画には、僕の全てが詰まっている。なのに岳がスクリーンにいないというのが、どうにも淋しかった。ナレーション録りの作業は仕上げの最後の最後だったが、映画に岳の声が入って、思わず「ミッション、コンプリート!」とつぶやいてしまった。
池田史嗣(松竹)プロデューサー コメント
中村義洋監督×濱田岳さん、私自身がこのゴールデンコンビの大ファンです。撮影時はスケジュールの都合でどうしても合いませんでしたが、そんな事情すらポジティブに転換できる抜群のコンビネーションは流石の一言。ナレ録り時は、“戦友”の二人にしかできない阿吽の呼吸で、見事にキメてくれました。優しくて真面目なのに、どこか可笑しくて、お洒落。軽妙洒脱とはまさにこういうことを言うのだなと実感する濱田岳さんの素晴らしいナレーションを得て、中村組オールスターズの、最後のピースが埋まりました。結果として見事に実現した贅沢過ぎるキャスティング、どうぞご期待ください。
■公開情報
『殿、利息でござる!』
5月14日(土)全国公開
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
出演:阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ほか
監督:中村義洋
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
配給:松竹
(c)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
公式サイト:www.tono-gozaru.jp