『ちいかわ』ナガノ最大の魅力は庶民派目線? 映画興収100億突破、ANAとコラボも変わらぬ日常感

『ちいかわ』ナガノ最大の魅力は庶民派目線

 イラストレーター・ナガノによる漫画『ちいかわ』とANAのコラボレーションが9月1日に発表された。10月下旬より特別デザイン機「ちいかわジェット」が日本中の空を飛び回る。

ANA【公式】 X(@ANA_travel_info)より

 ANAといえば、これまで『ポケットモンスター』や『鬼滅の刃』とコラボしたジェット機も発表してきた。『ちいかわ』も今やこうした社会現象を巻き起こしてきたコンテンツと肩を並べる作品であることは間違いないだろう。

ポケモン公式 X(@Pokemon_cojp)より

 

ANA【公式】 X(@ANA_travel_info)より

 現に2026年7月に公開された『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は公開から1ヶ月程で興行収入100億円を突破している。そんな2020年以降の日本を代表する作品へと成長した本作だが、その魅力は作者・ナガノの庶民的かつ個性的な視点にあるのではないだろうか。

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』公式 X(@chiikawa_movie)より

 例えば8月28日に公開されたエピソードは干し芋をモチーフにしたもの。干し芋の中には「黄色っぽい干し芋」や「黄土色っぽい干し芋」といった個性があることが描かれている。余談だがハチワレはどちらの干し芋も好きらしい。

ちいかわ X(@ngnchiikawa)より

 

ちいかわ X(@ngnchiikawa)より

 8月29日に公開されたのは1杯のイカ焼きに関するエピソード。イカの耳にあたる尖った先端部「エンペラ」を誰が食べるか、ちいかわ・ハチワレ・うさぎがエンペラじゃんけんを行う微笑ましい様子が描かれた。

ちいかわ X(@ngnchiikawa)より

 9月1日に公開されたエピソードでは、3人は仲良く映画鑑賞をするため劇場に足を運んだ。映画鑑賞のお共としてハチワレが持ってきたのはキャラメル味のポップコーン。大きなボックスの中からうさぎはキャラメルによって複数のポップコーンがくっついたものを発掘し、ハチワレは「鉱石ポップコーンだよ!!」と興奮をあらわにした。

ちいかわ X(@ngnchiikawa)より

 9月2日に公開されたエピソードで取り上げられたのは「かんぴょう巻」。ちいかわはまず「かんぴょう巻」を広げてかんぴょうを取り出し、かんぴょうの味が染みたのり巻き部分のみを笑顔で食べ、そのあとにかんぴょう単体を口にするといった食べ方を披露した。

ちいかわ X(@ngnchiikawa)より

 干し芋の個性やイカ焼きのエンペラ部分、ポップコーンの中に潜んでいる“当たり”やかんぴょう巻の食べ方など、そのどれもが私たちの日常になじみ深いものでありながら、どこか新鮮な発見を与えてくれるものばかりだ。

 多くの読者と同じ目線で日々を過ごしながら、独自の視点で世界を捉える。『ちいかわ』が多くの人を虜にする国民的作品となった1つの要素として、本作に散りばめられたナガノの庶民的かつ個性的な視点が挙げられるだろう。

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