豊﨑由美 × 佐々木敦『海外文学(ガイブン)レスキュー隊!』開催へ 今こそ読むべき“ガイブン”の魅力を語り合う

書評家・豊﨑由美(通称トヨザキ社長)と批評家・佐々木敦が、海外文学(通称=ガイブン)をテーマにした新たなトークイベント『海外文学(ガイブン)レスキュー隊!』を、4月24日(金)より三鷹市のイベントスペース「SCOOL」にてスタートする。
原語で読む一部の読者を除き、翻訳によって初めて日本の読者に届く海外文学は、日本の出版状況においてマイナーな存在とされてきた。しかし近年、その状況はさらに厳しさを増し、2026年4月現在、海外文学を取り巻く環境は一層の危機に直面していると指摘されている。
こうした状況を踏まえ、本イベントでは、翻訳・編集・出版を担う関係者へのリスペクトを込め、隔月ペースで海外文学の新刊レビューを中心とした定点観測的なトークを実施する。話題作や注目作の紹介にとどまらず、特定の作家やテーマに焦点を当てるなど、多様な切り口で海外文学の魅力を掘り下げていくという。対象は特定の国や言語に限定せず、「日本語以外で書かれた文学=小説」を幅広く扱う。
記念すべき第1回では、ブレット・イーストン・エリス『いくつもの鋭い破片』(品川亮訳、文藝春秋)と、パーシヴァル・エヴェレットの作品群を取り上げる。
エリスは『レス・ザン・ゼロ』(1985年)でデビューし、『アメリカン・サイコ』(1991年)で世界的な注目を集めた作家。長編小説としては『帝国のベッドルーム』(2010年)以来となる13年ぶりの新作『いくつもの鋭い破片』(原著2023年)は、過去作の語り直し的要素も含む大作であり、豊﨑と佐々木が多角的に論じる。
一方、パーシヴァル・エヴェレットは、2025年に初邦訳された『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)がヒットを記録。その後も『赤く染まる木々』(上野元美訳、早川書房)、『消失』(雨海弘美訳、集英社)が相次いで刊行され、注目を集めている。イベントでは、豊﨑が提起する「パーシヴァル・エヴェレット問題」についても言及される予定だ。
このほか、注目すべき海外文学の新刊も複数紹介される見込み。作品未読の来場者から既読者まで楽しめる内容となっている。
なお、本シリーズの内容は今後、リアルサウンド ブックにて定期的に記事化される予定だ。
■豊﨑由美(とよざき・ゆみ)
ライター、書評家。「週刊新潮」「中日(東京)新聞」 などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)、『文学賞メッタ斬り!』シリーズ& 『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』(大森望氏との共著、 河出書房新社)、『石原慎太郎を読んでみた 入門版』(栗原裕一郎氏との共著、中公文庫)、『まるでダメ男じゃん!「トホホ男子」で読む、 百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)など。最新刊に『時評書評 忖度なしのブックガイド』(教育評論社)、初のエッセイ集『どうかしてました』(ホーム社)がある。
■佐々木敦(ささき・あつし)
批評家。HEADZ主宰。SCOOL共同オーナー。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。立教大学文学部兼任講師。芸術文化の複数の分野で執筆などを行なっている。著書多数。新刊として、『メイド・イン・ジャパン 日本文化を世界で売る方法』(集英社新書)、『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』(講談社現代新書)、小説/文学にかんする著作として、『ニッポンの文学』(同)、『これは小説ではない』(新潮社)、『それを小説と呼ぶ』(講談社)、『新しい小説のために』(同)、『私は小説である』(幻戯書房)、『絶対絶命文芸時評』(書肆侃侃房)、小説『半睡』(同)などがある。2020年から2025年まで文学ムック「ことばと」(同)の編集長を務めた。
■イベント情報
『海外文学(ガイブン)レスキュー隊!』
登壇者:豊﨑由美、佐々木敦
日程:4月24日(金)19:00オープン/19:30スタート
価格:2,000円
会場:SCOOL
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀 3-33-6 三京ユニオンビル 5F
予約方法:info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「ガイブンレスキュー隊!」本文に「名前」「電話番号」「枚数」をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
お問合せ:SCOOL
メール:info@scool.jp
詳細はSCOOLサイトにて
https://scool.jp/event/20260424/
























