【漫画】家賃の値上げ、断ったらどうなる? 住宅トラブルを描いた実録レポ漫画『家賃があがる…?』

“住宅に関するトラブル”と聞くと“近隣住民との揉め事”がイメージされやすいが、特に賃貸では意外と不動産屋や管理会社とのいざこざも珍しくない。Xに投稿された『家賃があがる…?』では、「突如家賃の値上がりを一方的に要求された」という実体験がまとめられており、学びの多い読切漫画になっている。
新生活を始める人に限らず、多くの人のためになる本作を制作した桜木きぬさん(@kinumanga)に、制作した経緯や、実際に一方的な家賃値上げを要求された際の対応策などの話を聞いた。(望月悠木)
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メンタルの保ち方は?
――今回『家賃があがる…?』を制作した経緯を教えてください。
桜木:2025年秋に借りている部屋の更新があり、その際に家賃の値上げを打診されました。身の回りの人の間でも家賃の値上げの話題をちらほら聞いており、「今多いのかな~」と思ったので経験談として描きました。
——管理会社が家に突然やってきたりするなど、読者でもイライラする描写がありました。この出来事を思い出しながら制作するのはストレスが大きかったのでは?
桜木:何一つ愉快なことのない思い出ですが、夫が表立って対応してくれたので、夫のほうがストレスを感じていたと思います。漫画を描く段階では私の中ですでに過去の出来事になっていましたので、全然平気でした。
——過去の出来事と割り切って描けたと。
桜木:そうですね。「これ、誰かの参考になればいいと思って描き始めたけど、ならないかも!」と自信を失いながらも、とりあえず最後まで描きました。結局「家賃の値上げがイヤな時は、とりあえずイヤって言ってみたら、何かマシなことが起こるかもよ」くらいの情報しかないのですが、それはそれで大事なことなので描けて良かったです。
——情報の多さと、漫画としての読みやすさのバランスはどのように調整しましたか?
桜木:出来事がややこしい時は大胆に要約してもいいと思っています。読みやすいことがなにより大事なので。
——また、旦那さんがメールで「い」「や」「だ」と入力したりするなど、笑えるポイントも多かったです。
桜木:家賃の値上げという非常にシリアスなテーマなので、なるべく読み味が軽くなったらいいなと思いました。あまり計算してやっていることではなく、「深刻な話を驚くほど軽く話す」とよく言われるので、私の性格のせいな気がします。
——改めて、一方的に家賃の値上げを要求された時の対処法を教えてください。
桜木:私は結婚してから22年ずっと賃貸住宅に住んでいるのですが、知識がないせいで丸め込まれたり、騙されたり、嘘をつかれたりしたことが何度かあります。未だに大した知識はないのですが、とりあえず「わからないことや、ちょっとでも気になることがあったら、すぐには返事をしない」ようにしています。
――精神的にも追い詰められている描写もありましたが、メンタルの保ち方が大切でしょうか?
桜木:私自身、耐えられていなかったので何とも言えないのですが、家族や友達に話して共有したり、知見をもらったりすると心強いのではないでしょうか。あとは作中にも描いたのですが、消費生活センターや不動産適正取引推進センターに相談するのもアリだと思います。
――今後、どのように漫画制作を展開していく予定ですか?
桜木:変わらずライフワークとして、SNSで日々の模様を描いていけたらと思っています。実は昨年夏、藪から棒にASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。その後、生活の全てを見直していますので、そのことについても描いていけたらと考えています。
























