町田そのこ、初の王道ファンタジーに挑戦 上下巻大長編『ハヤディール戀記』刊行へ

町田そのこによる『ハヤディール戀記(上・下)』(PHP研究所)が12月23日(火)に発売される。
著者の町田そのこは、2021年本屋大賞受賞の『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)から、来春NHKでドラマ化が決定した『コンビニ兄弟』まで、幅広い作風で多くの書店員や読者の支持を集めている人気作家。デビュー前から温めてきたという本作は、「いつか書きたい」と考えていた王道ファンタジー。自身初となる上下巻の大長編だ。PHP文芸文庫の創刊15周年を記念し、上下2冊同時発刊される。町田は本作について、「私の大好きな設定をすべて詰め合わせており、夢と希望と憧れのオリジナルスペシャルパフェ」と、思い入れを語っている。
かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれあっていたが、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。しかし神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。一方、王宮では第一王女が毒殺され……。エスタはなぜ攫われたのか、彼女の生い立ちに秘められた謎が明らかになるとき、ハヤディール王国の血塗られた宿怨が蘇るーー。
■書誌情報
『ハヤディール戀記』(上・下)
著者:町田そのこ
価格:1,056円(税込)
発売日:2025年12月23日
出版社:PHP研究所
























