藤本タツキ『ルックバック』が初の実写映画化 監督は是枝裕和

藤本タツキ『ルックバック』実写映画化

 藤本タツキの『ルックバック』(集英社)の実写映画化が12月3日に発表された。

 『ルックバック』は2021年に「少年ジャンプ+」で公開された、ひたむきに漫画家を目指す2人の少女を描く青春物語。公開されると当時に、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位を獲得。2024年には劇場アニメ化され大ヒットとなり、世界最大規模のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」をはじめ世界各地で上映された。

 実写版『ルックバック』の監督を務めるのは2018年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた映画監督・是枝裕和。映画化決定とともにティザービジュアル2点が発表。なお、藤本タツキ作品の実写化は本作が初めてとなる。

 本作の監督を務める是枝裕和も『ルックバック』が紡ぐ、切実な物語に魅了された一人。偶然立ち寄った書店で表紙の“背中”に惹かれて購入し、一気に読んだという是枝監督は「きっと藤本タツキさんはこの作品を描かないと先に進めなかったのだろうなと、そんな気持ちが痛いほど伝わってきました。自分にとっては、『誰も知らない』がそんな作品でした。」と初めて読んだ感想をコメント。

 そんな原作との出会いのあと、本作のプロデューサー・小出大樹より『ルックバック』の実写映画化のオファーを受け、原作・藤本タツキと対面。その帰り道に「“やらないわけにはいかない”と覚悟を決めた」と言う。

 原作・藤本タツキは、自身が初めて観た是枝監督作品に『海街dairy』を挙げつつ「是枝監督がルックバックを撮ってくれるなら僕はもう何も言う事はないです。楽しみにしています!」とコメントしている。

■作品概要
『ルックバック』2026年公開
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)   
監督・脚本・編集:是枝裕和
企画・プロデューサー:小出大樹   
配給:K2 Pictures
公式サイトURL: https://k2pic.com/film/lb/
(C)藤本タツキ/集英社 (C)2026 K2Pictures・集英社

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