田村淳、夢は江戸城再建? 著書発売イベントで「文化遺産としての城の価値」熱弁

田村淳が11月6日、都内で著書『田村淳のお城の歩き方 ~マンガでタイムスリップ! 対決!! 日本の名城~』(マイクロマガジン社)に関する記者会見を開催した。
本作は、城が好きで現在13城の観光大使を務めている田村が、日頃から提唱している「足軽目線」で城のできた経緯や構造、怪談などのエピソードを漫画や図解を用いて紹介。特に低年齢層の読者や入門者に向けた学習本となっている。

まず田村は本の出来栄えについて「小学生向けに書いた本が初めてだったので、今まで出した僕の本とは違うポップさがあります」とコメント。漫画化された自分自身については「歯がでけえなと思いました(笑)」と笑いを誘った。9歳の娘もすっかり城に興味を持ち、好きな武将は武田信玄と話すそうだ。
彼が城を好きになったきっかけは、小学4年生のときに家族旅行で訪れた熊本城で出会ったボランティアのおじさんの解説だった。「自分の知識をひけらかすのではなく、僕の興味を引く部分を聞きながら解説してくれたんです。その手法が今回の本にも組み込まれてると思います」と影響力の大きさを語る。
「著書が文化遺産としての城の価値を後世に残し、みんなで守るきっかけにしたい」という大義を持つ田村だが、自分で城を建てたいという野望はないという。ただ再建の声もある江戸城については「再建できるのあれば寄付もしたい」と前向きで、「コンクリートでなく木造で江戸城天守が建てられたら、100~200年先の日本にとっての観光資源になると思います」とした。
また今年6月に解散した、自身のお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の解散についても「この前、(田村)亮さんが家に来て『お疲れさん会』をそれぞれの家族と昔のファンの人も呼んでやりました」と報告。「一緒に長い年月やってたのにあっさり解散して寂しいという気持ちはありましたけど、翌日にはすぐ忘れました(笑)」とユーモア混じりに重ねた。
そして話題のダウンタウンによる有料配信サービス「DOWNTOWN+」についても「ダウンロードして会員登録もしてます」と言及。初回を観た時のことについては「たまたまキャンプに行っていたんです。僕の背中に20人ぐらいが集まり、松本さんの第一声を力道山のような感じで観ました」と明かした。
自身への出演オファーはないそうだが、もし依頼がきたら「そのときに考えます。その時の状況とかもあると思うので」と控えめだ。
一方で城本の続編については「もし許されるのであれば、僕しか見ないであろう。マニアックな城の見方みたいな本」と乗り気。「この第1弾がどれくらい売れるかにかかっていると思いますが、僕としては出したい」と意欲を見せた。























