FORWARD / DEATH SIDEのISHIYA、初小説『BRUO/ノイズ』刊行へ ハードコアパンクの信念託した近未来ディストピアSF長編

ISHIYA、初小説『BRUO/ノイズ』刊行へ
『BRUO/ノイズ』カバー。グレー部分はシルバーメタリック仕様となる。

 FORWARD / DEATH SIDEのボーカリスト・ISHIYAが、自身初の小説『BRUO/ノイズ』(blueprint)を、11月5日(水)に刊行する。

 ISHIYAはこれまで、自身の体験をもとにジャパニーズ・ハードコアシーンの30年史を綴った『ISHIYA私観 ジャパニーズ・ハードコア30年史』(blueprint)や、1992年に34歳の若さでこの世を去った片手のパンクス・MASAMIの生き様に迫った『右手を失くしたカリスマ MASAMI伝』(blueprint)などのノンフィクションを発表し、各方面で評価を受けてきた。

 今回の小説『BRUO/ノイズ』は、長らくハードコアシーンに携わってきたISHIYAが、その信念を託した近未来ディストピアSF長編。初の小説ながら三部構成354ページという大ボリュームで、読み応えのあるエンターテインメント小説でありつつ、その思想に深く触れられる作品に仕上がっている。

 装丁画は、yockdesignによるもので、本書が伝えようとするメッセージが人工言語「エスペラント語」でグラフィカルに表現されている。シルバーメタリックのカバー紙で、存在感のある仕上がりとなった。

あらすじ

 西暦二一〇〇年代、人々の行動すべてが管理された街「レスポンド・シティ 」にて、七瀬優(ナナ)は政府情報機関の職員として日々を過ごしていた。ある日、連絡が途絶えた兄・七瀬航の行方を調べるため市民のデータベースにアクセスしたナナは、そこに兄の痕跡がまったくないことに気付く。一方、政府にとって都合の悪い市民のリスト「適応指数異常記録」には、驚くほど兄のものと一致した別の人間のデータがあった。政府の秘密に触れてしまったナナは追われる身となるが、夜の街でフードを被った男・亮と出会い......。レジスタンス組織「ノクタ・ルーモ」の一員となったナナは、果たして兄を見つけ出すことができるのか?

■書誌情報
『BRUO/ノイズ』
著者:ISHIYA
価格:2,900円+税
頁数:354頁
発売日:2025年11月5日
ISBN978-4-909852-64-9
出版社:株式会社blueprint

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