2026年NHK大河は『豊臣兄弟!』 兄弟はいかにして戦国乱世を生き抜いたのか『秀長と秀吉 豊臣兄弟の謎がわかる本』

『秀長と秀吉 豊臣兄弟の謎がわかる本』(河出書房新社)が9月17日に発売された。
2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公である豊臣秀長(1540年-1591年)は、兄・秀吉より3歳年下と伝わり、兄の勧めにより農民から武将に転身。とくに政務や軍事面で卓越した能力を発揮し、兄の天下統一を陰で支えた名補佐役として知られている。その一方で、秀吉と比べて史料が乏しく、生年や父親、さらにはその最期についても、謎が多い人物だ。
ときには兄・秀吉の暴走をいさめ、敵方の武将との重要な交渉役を担い、さらには領地の統治者としても巧みな手腕を発揮した秀長は、いわば「もうひとりの天下人」といっても過言ではないという。現に秀長を失ったあとの秀吉は、朝鮮出兵など無謀な政策を進めていくことになる。
「秀長が長生きしていれば、豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた男は、いかにして兄と共に戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのかーー。
本書では「秀長の謎多き幼少時代」、兄弟最大のピンチとなった「金ヶ崎の退き口」、兄の代理人として、秀長は諸大名とどう渡り合ったのか、戦や領地運営で発揮された秀長の才覚、秀長の最晩年に兄弟の仲が冷えこんだ理由などが最新の歴史研究をもとに記される。
■書誌情報
『秀長と秀吉 豊臣兄弟の謎がわかる本』
著者:歴史の謎を探る会
価格:902円(税込)
発売日:2025年9月17日
出版社:河出書房新社






















