映画化で話題『ベートーヴェン捏造』 オーディオブック版がAudibleにて配信スタート

映画『ベートーヴェン捏造』が9月12日に公開されたなか、原作となる小説のオーディオブック版『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』がAudibleにて配信開始された。
【写真】『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』書影
1977年、ベートーヴェン没後150年のアニヴァーサリー・イヤーに発覚した、ベートーヴェンに関する史実の捏造「会話帳改竄事件」。『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』は、その犯人とされる、晩年のベートーヴェンに秘書として仕えた、アントン・フェリックス・シンドラーの人物像と事件の核心に迫った傑作ノンフィクション。2018年10月、柏書房より単行本が刊行され、2023年11月に河出文庫として文庫化された。
なぜ、シンドラーは捏造に手を染めたのか――。ベートーヴェンが聴力を失って以降、周囲の人々との筆談に用いた実際の「会話帳」をはじめ、数多くの文献をひも解き、シンドラーのまなざしに憑依することで「現実」から「嘘」が生まれる瞬間を見極める。
■著者紹介
かげはら史帆(かげはら・しほ)
1982年、東京郊外生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。著書に『ベートーヴェンの愛弟子 フェルディナント・リースの数奇なる運命』(春秋社、2020年)、『ニジンスキーは銀橋で踊らない』(河出書房新社、2023年)がある。
■書誌情報
『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫)
著者:かげはら史帆
価格:990円(税込)
発売日:2023年11月7日
出版社:河出書房新社






















