柄本佑&渡辺謙主演『木挽町のあだ討ち』実写映画化 著者・永井紗耶子「ずずずい~っと感謝申し上げます」

永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』映画化

 永井紗耶子による小説『木挽町のあだ討ち』が、柄本佑と渡辺謙の主演で実写映画化することが決定した。2026年2月27日より全国公開される予定だ。

 『木挽町のあだ討ち』は直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子による時代小説。雪の降る夜、江戸の木挽町の芝居小屋裏で起きた「仇討ち」。この事件の真相が、目撃者の証言によって明らかになっていく果てに、大どんでん返しが待ち受ける。人情味あふれる人生模様とミステリーの謎解きが、清々しい感動を呼ぶ物語となっている。

 本書は文庫化も決定し、9月29日に新潮文庫より発売される。今回の映画化にあわせた、ゴールド使用の永井コメント入り特別帯にも注目だ。

永井紗耶子 コメント

「木挽町のあだ討ち」、遂に映画化です。菊之助や木挽町の人々が活躍する姿を、劇場のスクリーンで観られるなんて! これまで支えて下さった読者の皆様、監督、俳優、スタッフの方々……隅から隅までずずずい~っと感謝申し上げます。

あらすじ

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。「あれは立派な仇討だった」と語られる、あだ討ちの真実とは。人の情けと驚きの仕掛けが清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作。

永井紗耶子(ナガイ・サヤコ)

1977(昭和52)年、神奈川県生れ。慶応義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010(平成22)年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。‘20(令和2)年に刊行した『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』は、細谷正充賞と、本屋が選ぶ時代小説大賞、’21年、新田次郎文学賞を受賞した。‘23年、『木挽町のあだ討ち』で、山本周五郎賞、直木賞を受賞。他の著書に、『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『横濱王』『広岡浅子という生き方』『女人入眼』などがある。

■映画概要
キャスト:柄本佑・渡辺謙
監督・脚本:源孝志
原作:永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』(新潮文庫刊)
配給:東映
公開:2026年2月27日(金)全国公開

■書誌情報
『木挽町のあだ討ち』
著者:永井紗耶子
価格:781円(税込)
発売日:2025年9月29日
出版社:新潮文庫

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