〈七つの大罪〉を司る王子と有名女性画家が魔界のゲームに挑む『罪悪の王子たち 呪われし玉座(上・下)』

『罪悪の王子たち 呪われし玉座(上・下)』

 ケリー・マニスカルコ著(入間眞:訳)『罪悪の王子たち 呪われし玉座(上・下)』(竹書房)が8月21日に発売された。

 〈七つの大罪〉をつかさどる王子たちが潜むと噂される街ウェイヴァリー・グリーン。そこでは闇取引が横行し、魔力をもつ品や呪われた品々が息づいている。

 この街に暮らす人間(モータル)たちは、説明のつかないできごとをいくつも目にしながらも、その真相には気づかずにいる。だが、その裏では人間界で知られる由もない、危険な遊戯――命を懸けたゲーム――がひそかにくり広げられていた。

 この街の住人であり有名女性画家・カミラは、生計を立てるため過去に描いた贋作を盾に脅迫され、生きるすべを探していた。カミラの前に、謎めいた美貌の男性エンヴィが現れ、関わると危険な「呪われし玉座」の絵を依頼する。

 本来交わるはずのなかったふたりの出会いが、やがて魔界と人間界の運命を揺るがす――。抗えぬ欲望と宿命が交錯する、ダークでドラマティックなロマンタジー。

■著者プロフィール
ケリー・マニスカルコ
ニューヨーク市郊外のやや幽霊屋敷めいた家で育ち、そこでゴシック世界に魅了されるようになった。
仕事の合間時間は手当たり次第に本を読み、家族や友人とあらゆる種類の料理を作り、飼い猫たちと人生の細々したことがらを語り合いながら紅茶を大量に飲む。
〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラーリストでは『Stalking Jack the Ripper』シリーズと『Kingdom of the Wicked』シリーズで一位を獲得。
本書で成人向け小説デビューを飾った。
本作「Throne of the Fallen」は、書評サイトGoodreadsで「読者のお気に入りのロマンタジー」部門2023に選出。

■書誌情報
『罪悪の王子たち 呪われし玉座(上)』
『罪悪の王子たち 呪われし玉座(下)』
著者:ケリー・マニスカルコ
訳者:入間眞
価格:2,200円+税
発売日:2025年8月21日
出版社:竹書房

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