シリーズ累計37万部突破「こどもシリーズ」最新刊は「地学」 地球のことがよくわかる本

人気こどもシリーズの最新刊は「地学」 

 カンゼンが出版する「こどもシリーズ」はシリーズ累計37万部を突破した大人気シリーズだ。夏休みの自由研究や調べ学習、中学受験にも役立つ一冊であり、大人の学び直しとしても高い人気を得ている一冊だ。今回の最新書籍は『こども地学』がテーマとなっている。

 地学とは、地球の成り立ちや仕組みを科学的に研究し、自然の変化を明らかにする学問である。地球のメカニズムを知れば、地震と火山の国「日本」がわかる「地学」は、私たち人類が暮らす地球全体について知るための学問でもある。

 その範囲は非常に広く、宇宙の誕生から始まり、太陽系や地球の成り立ち、地球の構造、海や大気の仕組みといった壮大な話題から、身のまわりにある土や石、地震や火山など自然災害、さらには日々の天気や季節の変化といった、生活に深く関わる身近な話まで多岐にわたる。

 つまり、地学は人類が暮らす地球の環境や自然のすべてを網羅する、とても幅広い内容で、その知識は必ず生きる上で役立つ知識と言えるだろう。そこで本書では、中学校で学びはじめる「地学」の内容を、小学生でも理解できるようにできるだけわかりやすく展開。世界や日本の特徴的な地形や自然現象を通じて、地球の内部や表面で起きるさまざまな動き、地震や火山の仕組み、津波のメカニズムなどを解説している。本書を通じて、私たちが暮らす地球のことを知り、「地学」に興味を持ってもらえる一冊だ。

【もくじ】
はじめに
地球のさまざまな動きを学ぶのが「地学」
第1章私たちが暮らす地球について考えてみよう!
そもそも地球ってなんだろう?
私たちが立っている地面のこと、知ってる?
海と空って不思議だと思わない?
天気はどうして変わるの?...など
第2章地球って実はこんな星
地球はゆでたまごのような3層構造
地球の内部はやわらかいお餅のように動いている
地球が大きな磁石って本当?
地球は大きな板に覆われている
プレートはずっと動いている!
6つの大陸はもともとひとつだった
地球を守るバリア「大気」
地球表面の7割は海!
太陽・大気・水が天気を変える...など
第3章地面の下ってどうなっているんだろう?
地面ってなにからできているの?土っていったいなんだろう?岩や石ってなんだろう?鉱物はなんと6100種類もある!地球の歴史が刻まれている地層陸地が衝突してできる山マグマが噴火してできる山...など
第4章地震と噴火はなぜ起きる?
巨大地震はプレートが原因で起きる
地震はプレート境界から離れたところでも起こる
地面がどれだけ揺れたかを表す「震度」
地震のエネルギーを表す「マグニチュード」
どうして地震で津波が起きるの?
火山はどうして噴火するの?
噴火って予知できないの?...など
第5章日本列島のことを知ろう!
4つのプレートがひしめく日本列島日本列島の真ん中には大きな溝がある伊豆半島は日本に突き刺さった!?西南日本を二分する大断層北海道はこうしてできた火山活動が盛んな九州琉球列島はもともと大陸にくっついていた今も変形し続けている日本列島日本にある代表的な火山美しい富士山はこうしてできた!日本にはなぜ四季があるの?...など

監修
国立科学博物館理学研究部
佐野貴司(研究部長)
専門は火山学および岩石学。著書に『地球を突き動かす超巨大火山』(講談社ブルーバックス,2015年)、『海に沈んだ大陸の謎』(講談社ブルーバックス,2017年)、『日本の気候変動5000万年史』(講談社ブルーバックス,2022年)など。堤之恭(研究主幹):専門は地球年代学および地質学。筑波大学大学院生命環境系准教授を兼任。著書に『新版絵でわかる日本列島の誕生』(講談社サイエンティフィク,2021年)など。
室谷智子(グループ長):専門は地震学。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「新作」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる