『名探偵コナン』原作も映画も絶好調 「剛昌のフリーレン」レアなコラボも【2025.4.22 週間漫画ランキング】

続いては、世界チャンピオンのマーカス・ロザリオに挑む間柴了(ましばりょう)が見せたあるシーンがXでトレンド入りした話が収録された、森川ジョージによる『はじめの一歩』143巻(講談社)が5位に。一進一退の攻防が白熱するも、ラウンドを重ねるにつれて満身創痍となった二人は最終局面へと差しかかる。意識が朦朧とする中、間柴は観客席にいる妹・クミと幕之内一歩(まくのうちいっぽ)を見つめ自らの心境を吐露した。その内容には多くの読者が驚きと感動を覚えXには多数のポストが。果たして死神のカマはどちらに振り下ろされたのか、その目で確かめてほしい。
6位は久住太陽・杉浦理史らによる『ウマ娘 シンデレラグレイ』19巻(集英社)。4月6日よりアニメ放送が開始され、アニメシーズン3まで放送された『ウマ娘 プリティダービー』の人気もあってか、大きな賑わいを見せている。今作の主人公のモデル・オグリキャップは、1987年から1990年にかけて32戦22勝、四着以下となったのは僅か3レースだけ、さらにはG1クラス(スポーツにおける日本選手権のようなもの)のレースで4勝をあげた希代の名馬だ。部活に明けていく少女達のような青春ストーリーであるため、競馬を知らない人でも楽しめる。
8位は、前作『七つの大罪』の続編である、鈴木央による『黙示録の四騎士』21巻(講談社)。主人公はパーシバルという少年に移り変わり、『七つの大罪』メインキャラクターの子供達である、トリスタンやランスロット達と様々な戦いを繰り広げながら旅をしていく。前作のキャラクターが多数登場するため、読み始めるのであれば『七つの大罪』からをおすすめする。
最後は古本屋の店主に焦点を当て、文芸への理解の深さや心温まるヒューマンドラマが大きな話題となった注目作品の第2巻、児島青による『本なら売るほど』(KADOKAWA)。本と人との縁を紡いだ本作は、静かな空間で静かに綴られている。欲しい本を探して一喜一憂するもの、大切な思い出と別れ、何の目的もなくふらっと訪れたものなど様々な客との交流が描かれる物語だが、思わず古本屋に足を運んでしまいたくなるほど心が動かされる作品だ。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/






















