【漫画】イケメンがデート中に取り出したのは……“好き”が詰まったラブコメ『ぬい撮り男子とお出かけする話』

【漫画】イケメンが不意に取り出したのは?

キッカケはSNSのお悩み投稿

――なぜ“ぬい撮り男子”をメインにした物語を描こうと?

さとまる:SNSで「ぬい撮りがしたいけど周りの目が気になってできない」という投稿を見たことがキッカケです。「私にも本当はやりたいけど怖くてチャレンジできないことがあるな」と自分と重なりました。

――そういう風に考えている人は多そうですね。

さとまる:はい。「自分の好きなことをしていいんだよ」「少しでも勇気が出たらいいな」という気持ちを表現したいと思い、この物語が生まれました。

――「デートかとぬい撮りの付き添いだった」という展開はどのように思いついたのですか?

さとまる:「ぬい撮りする男子って可愛いかも」「恋する女子も可愛くて好きだから入れたい」「それを活かすためにラブコメにしたい」「ラブコメと言えば期待してドキドキからのガッカリ展開が鉄板」と連想していき、それらをぬい撮りと合体させた感じです。

――メインの2人にはモデルなどはいましたか?

さとまる:モデルはいません。蒼生はぬい撮り男子ということで、ややオタクっぽい性格にして、ビジュアルもわかりやすくするためにメガネをかけさせました。あと単純にメガネが好きなので。一方、小桃は蒼生と逆のキャラクターにしたかったので、活発そうに見える金髪ショートにしました。

――ちなみに蒼生が持っていたぬいぐるみのデザインはどう決めましたか?

さとまる:韓国で流行った“モールドール”を参考にしました。あと舌が出ている猫ちゃんが好きなので舌をペロッとさせています。

目で見て楽しめる作画を

――2人が密かに抱える好意が見え隠れしながら進行していくストーリーも可愛らしかったです。

さとまる:デートに誘われた期待で感情を上げ、勘違いだとわかって感情を下げる。でも最後は嬉しい気持ちで終われるように、小桃の感情の上下を意識してストーリー構成したのが良かったのかもしれません。また、刺激的な展開ではないため、その分目で見て楽しめるよう丁寧な作画を心がけました。

――背景を含めて作画はどのページも丁寧でしたね。特に2人の表情がどれも印象的です。

さとまる:小桃は全コマ可愛く見えるように気を遣いました。女の子は絶対可愛く描きたいので!また、16ページ3コマ目の蒼生を描くのに時間がかかりました。ほっぺを染めるか染めまいかで迷い、「染めたほうが可愛い」と思って赤くしました。

――ちなみに、ラストカットでチューリップにピントが合っていましたが、その狙いを教えてください。

さとまる:まず「お花を描くとハッピーな雰囲気に見える」ということが大きいです。加えて、チューリップの花言葉が「愛の告白」なので描きました。ラストシーンは小桃にとって告白なので!

――最後に今後の予定などあれば!

さとまる:今新しい作品を構想中です。どこかで見かけたらぜひご覧ください!

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