【漫画】クラスで一番の美少女に誘われたのはお家デート!? ラブコメ「陰キャ配信者×推し活女子」に悶絶

【漫画】『陰キャでぼっちな俺が実は配信者で 隣の席の女子に激推しされる話』を読む
推し活と恋愛の間にあるジレンマがテーマ
――なぜ『陰キャでぼっちな俺が実は配信者で 隣の席の女子に激推しされる話』を制作したのですか?
木村:漫画雑誌の漫画賞に出すために、担当編集者さんと一緒に練った作品です。ネームのリテイクを5回ほど行い、その過程で修正力の大切さを改めて実感させてくれた作品になりました。
――“配信者”を題材にした背景は?
木村:もともと“推し活”という文化に興味を持っていました。さらに、「推し活と恋愛の間にはジレンマがある」という話を耳にし、「とても面白いテーマだ」と感じました。私はラブコメが好きなので、「このテーマを活かすなら“推しとクラスメイト”という関係性がベストでは?」と考え、作品の核となる部分が決まりました。
――その後、ストーリーはどのように組み立てたのですか?
木村:近年ネットと現実が交差することが増えています。「そういった時代性を反映できる漫画を描けたら面白いのでは」と思いながらストーリーを構成していきました。
都市伝説系配信者は漫画に通ずる?
――メインの2人にモデルなどはいたのですか?
木村:特定のモデルはいません。自分の中の理想像やステレオタイプを連想しながらキャラクターを作り上げていきました。
——もふもふパンケーキは都市伝説系の配信者でしたね。
木村:漫画原稿の制作中は耳が寂しくなることが多いため、よくトーク系の配信をBGMとして流しています。その中でも都市伝説系のチャンネルはエンタメ要素が強く、漫画に通じる面白さを感じていました。実際にさまざまな配信者をチェックする中で得たインスピレーションをもとに、もふもふパンケーキというキャラクターが生まれました。
——感情表現豊かな陰山の表情が可愛かったです。陰山の喜怒哀楽を表現するうえでのこだわりは?
木村:ギャグパートでは思い切って表情を崩すことを意識しました。陰山の感情の振れ幅が大きいほど、読者の共感や笑いにつながると考えています。
――ちなみに苦労した表情などはありましたか?
木村:表情に関しては「苦労した」というより、比較的素直に描くことができた作品でした。ただ、もっと表情のバリエーションを増やせるよう、今後はより多くの感情表現を研究していきたいと考えています。
——テンポ感の良いストーリーも魅力的でした。
木村:テンポ感は担当編集者さんの指導のもと、かなりこだわった部分です。制作過程では、「徹底的に無駄を削ること」「何を一番見せたいのかを明確にすること」を強く意識し、読者がストレスなく物語を追えるように心掛けました。
――最後に今後の目標など教えてください!
木村:これまで数年間SNSを中心に漫画を描き続け、多くの人たちに支えられて創作を続けてきました。今後はより魅力的な作品を定期的により多くの人に届けるため、商業的な活動にも積極的に挑戦していきたいです。
まだ詳細は公表できませんが、現在新しい作品の準備を進めており、今までとは違った形で楽しんでもらえる展開を考えています。今年中にはお届けできるかもしれません。また、本作の続編もXで投稿予定です。ご興味を持った人は、ぜひフォローしてチェックしてもらえると嬉しいです!
(C)木村ぴこりーの






















