玉城ティナ、千葉雅也、三宅香帆らがレコメンド 哲学者ジル・ドゥルーズ生誕100年記念フェア開催

ジル・ドゥルーズ生誕100年、没後30年の節目を迎える2025年、河出書房新社では豪華推薦陣による記念文庫フェアが2月下旬より開催される。
【写真】ドゥルーズ哲学の原点『哲学の教科書』文庫新装版も刊行
20世紀現代思想を代表する哲学者ジル・ドゥルーズ(1925年1月18日~1995年11月4日)は、パリで生まれ、高校、大学で教鞭をとるかたわら、多くの著作、研究書を世に送り出した。「差異」「強度」「生成変化」など、その独自に生成させた思考、新たに打ち立てた数々の概念は、60年代後半に誕生したポスト構造主義、80年代の日本を席巻したニュー・アカデミズムといった潮流をはじめ、今日まで様々な分野へ絶大な影響を与え続けている。
記念文庫フェアでは、『差異と反復』、『アンチ・オイディプス』など代表的な著作(共著含む)、珠玉の文庫ラインナップを著名人たちがレコメンドしている。玉城ティナ(俳優)、千葉雅也(作家/哲学者)、三宅香帆(文芸評論家)、魚豊(漫画家)、坂口恭平(建築家/作家)、佐藤究(作家)、福尾匠(哲学者/批評家)、荘子it(ミュージシャン)といった、ジャンルを横断した豪華寄稿陣による推薦コメントが各作品の帯を彩る。
加えてドゥルーズ哲学の原点を明らかにした『哲学の教科書 ドゥルーズ初期』(新装版)が河出文庫より2月6日に刊行。今秋には初の公式講義録であり、芸術や哲学についての数々の貴重な発言を収録した『ドゥルーズ絵画講義(仮)』も刊行予定だ。
またフェア開催店ではフリーペーパー「はじめてのドゥルーズ」を店頭配布。これまで数々のドゥルーズ作品を手掛けてきた編集者・阿部晴政が、その思考の軌跡や著作の魅力、重要なキーワードを分かりやすくまとめた、入門に最適なガイドとなるプレミアムなフリーペーパーとなっている。
ジル・ドゥルーズ生誕100年&紀伊國屋じんぶん大賞2025大賞記念 、また紀伊國屋書店新宿本店での選書フェア「第2回じんぶんやRETURNS」の開催を記念したトークイベントも実施予定。
革新的なドゥルーズ論『動きすぎてはいけない』でデビューした哲学者・作家の千葉雅也、『非美学──ジル・ドゥルーズの言葉と物』で「紀伊國屋じんぶん大賞2025」大賞を受賞した気鋭の哲学者・福尾匠による、人文書ファンが切望した対談がついに実現する。
■イベント概要
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1735274870/
日時 2025年2月4日(火)19:00開演(18:30開場/20:30終演予定)
会場 紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4F)
料金 チケット 2,000円(税込・全席指定) ※会場にてサイン本販売予定
チケット販売
・キノチケットカウンター(新宿本店1階インフォメーションカウンター内)
・キノチケオンライン https://store.kinokuniya.co.jp/ticket/
お問い合わせ 紀伊國屋ホール TEL:03-3354-0141(10:00~18:30)