【漫画】後からピアノを始めた友人がコンクール入賞……「好き」と「才能」の間で揺れるSNS漫画が胸を打つ

 「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるが、その対象が本当に「好き」には見えない人が自分よりずっと「上手」なのはよくあることだ。その理不尽を「才能」という言葉で片付けてしまうこともできるが、特に青春期における「好き」と「才能」の関係性は複雑で難しい。8月下旬にXに投稿された創作漫画『私が私を知るために』は、そんな「好き」と「才能」の狭間で揺れる高校生の姿が描かれた瑞々しい作品だ。

 小さいころからピアノに打ち込んでいる男子高校生・レン。そんなレンが奏でるピアノの音が好きな友人・ユウに、レンはユウ自身もピアノを弾くことを提案する。最初は自信なさげだったユウではあるが、ピアノにどっぷりハマり、コンクールで受賞するレベルまで急成長。ユウはピアノを始めたことでキラキラした表情を浮かべることが増えた一方で、その才能を目の当たりにしたレンは冷静ではいられなくなりーー。

 本作を手掛けたharuyaさん(@H_r3a)は、現役大学生。「好き」な漫画制作で、「好き」について描いた本作がどのようにして描かれたのかなど話を聞いた。(望月悠木)

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