【漫画】理不尽な暴力を打ち倒すのは、知恵と善意? SNS漫画『海賊の娘』が描く先人へのリスペクト
海賊の船長を父親に持つ少女・テア。現在は父親の部下・ロメと2人暮らししているが、いつか父親に会える日を心待ちにしながら海を眺めていた。テアは飲食店に入ると、世界中の海を旅している船乗りと会って話し込む。そこでふと自分の父親が海賊であることをポロっと口にすると、店内の空気が一変。海賊の恐ろしさを知ったテアは、船長の娘でありながら“海賊がいなくなる方法”を考え始めて……。
6月中旬、Xに投稿された『海賊の娘』は、理不尽な暴力に対して暴力ではなく知恵と善意で立ち上がる主人公たちの姿が心に残る物語だ。本作を手掛けたのは、マイペースで作品を制作していたなかで注目を集め、“漫画が人に届くことへの快楽”を覚えてモチベーションが上がったというカツターさん(@katsutaakun02)。「海賊」をテーマにした熱き物語がどのようにして生まれたのか、話を聞いた。(望月悠木)