古代と近代オリンピック、ルーツが異なっている説は本当? 観る前に知っておきたい豆知識

■33回目となる夏季オリンピックがパリで開催

(左から)トニー・ペロテット(著)『古代オリンピック 全裸の祭典』(河出書房)、村上直久(著)『国際情勢でたどるオリンピック史』(平凡社)

  2024年7月26日に世界最大級のスポーツイベント、第33回オリンピック競技大会(フランス・パリ)が開会式を迎える。開会式に先だってサッカーと7人制ラグビーが同24日に開始され、8月11日に全競技・種目が終了する。

  夏季オリンピックは同じく超ビッグイベントであるFIFAワールドカップ(サッカー)と比肩しうる二大巨頭とも言える大会で、その経済効果は億どころか兆を超える。世界中で数十億人が観戦し、注目度も桁違いだ。

  今回は、そんな誰でも知っている超ビッグイベントである近代夏季オリンピックと、創設者であるクーベルタン男爵が発想のもととした古代ギリシャの古代オリンピックについて、誰もが知っていそうで知らないかもしれない由無し事をつづっていこう。

  本稿執筆にあたり、トニー・ペロテット(著)『古代オリンピック 全裸の祭典』、村上直久(著)『国際情勢でたどるオリンピック史』を参考にしている。また、ヤマザキマリ(著)のマンガ、『オリンピア・キュクロス』は古代オリンピックと近代オリンピック(一度目の東京大会)
をダイレクトに扱っていることも言及しておく。

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