【2024.7.9 週間漫画ランキング】ジャンプ勢爆発! 不動の人気作『ONE PIECE』&『呪術廻戦』がワンツーフィニッシュ

2024年7月9日付【週間漫画ランキング】

 人気漫画を表す発行部数。2022年に5億部を突破し、ギネス記録を樹立した『ONE PIECE』や200巻以上の連載を続ける発行部数3億部の『ゴルゴ13』といった長寿漫画の他、全27巻で8000万部を記録した『鋼の錬金術師』など、名実ともに「間違いない作品」ともいえる圧倒的な数字を残している。

 そんな中、2022年から累計発行部数の発表すらされなくなるほど不動の1位となった、尾田栄一郎の『ONE PIECE』109巻(集英社)が、日販調べの週間漫画ランキングで1位を獲得。

1.ONE PIECE(109)/尾田栄一郎/集英社
2.呪術廻戦(27)/芥見下々/集英社
3.怪獣8号(13)/松本直也/集英社
4.ワンパンマン(31)/ONE・村田雄介/集英社
5.アオアシ(36)/小林有吾/小学館
6.カグラバチ(3)/外薗健/集英社
7.ダンダダン(15)/龍幸伸/集英社
8.キン肉マン(85)/ゆでたまご/集英社
9.BLUE GIANT MOMENTUM(2)/石塚真一・NUMBER8/小学館
10.あかね噺(12)/馬上鷹将・末永裕樹/集英社

 5億1000万部突破時は103巻まで発刊されており、1巻あたり約500万部発行されている計算だ。つまり本巻の発売で累計発行部数が5億4000万部を超えていると推測される。クライマックスに向かって、次々と伏線が回収されていく面白さはより多くの人を惹きつけることだろう。

 続く2位には、1月に累計発行部数9000万部を突破し1億部の到達まで秒読みの、芥見下々による『呪術廻戦』27巻(集英社)がランクイン。2020年のTVアニメ放送時点では13巻発刊で発行部数は850万部だった。

 それが16巻発売時には、累計発行部数が5000万部を突破するほどの急成長を見せた。本巻ではTVCMにも登場している人気キャラクター、芸人・高羽が羂索(けんじゃく)と戦う本作の人気シーンが掲載。本巻を買い求めて書店へ足を運ぶ人が増えそうだ。

 3位は、松本直也による『怪獣8号』13巻(集英社)。連載開始から注目を集めていた本作は、4月から放送されたTVアニメをきっかけに人気がさらに急上昇し、累計発行部数が1500万部を突破した。

 本巻では、怪獣9号との戦いに亜白ミナが敗北。助けに向かいたいカフカだったが、大量の大型怪獣の強襲に持ち場の劣勢を覆せずにいた。そんな中現れたのは覚醒を遂げた同期達。果たしてカフカはミナを救い出せるのか、緊迫かつ胸熱な展開が続く本巻に注目だ。

 4位は、累計発行部数3000万部を突破した、ONE・村田雄介による『ワンパンマン』31巻(集英社)。2024年3月にYouTubeで公開されたアニメ3期のPVの再生数が600万回を突破し、サイタマとガロウの「最強vs最恐」という見出しに心が踊る。

 6位には、外薗健による『カグラバチ』3巻(集英社)。数々の漫画賞にノミネートされ、ミュージシャン・Vaundyの帯コメントや『NARUTO』作者・岸本氏のコメントが寄せられる注目作品だ。本巻発刊に伴い、累計発行部数は35万部を突破した。

 7位には、10月にTVアニメの放送を控える、龍幸伸による『ダンダダン』15巻(集英社)がランクイン。2023年11月時点の累計発行部数は320万部、配信アプリでの閲覧数は3億を超える人気作品だ。アニメ放送でどれほど数字が伸びるのか楽しみでならない。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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