【2024.6.25 週間漫画ランキング】『暁のヨナ』最新刊が初登場2位ーードラマ、映画、舞台にミュージカル……メディアミックス作品強し!

2024年6月25日付【週間漫画ランキング】

 人気作品ともなると、アニメだけでなく実写ドラマ化や舞台化、ミュージカルなど幅広く発展していく。近年では、日本の伝統芸能「歌舞伎」でも、『ONE PIECE』や「初音ミク」といった作品を取り入れるほどで、漫画作品が生み出す可能性は大きいことがわかる。

 数々の漫画作品が目覚ましい発展を遂げている中、2023年に公開された実写映画が観客動員数300万人を記録した、田村由美の『ミステリという勿れ』14巻(小学館)が、日販調べの週間漫画ランキングで2週連続の1位を獲得。

1.ミステリと言う勿れ(14)/田村由美/小学館
2.暁のヨナ(44)/草凪みずほ/白泉社
3.転生したらスライムだった件(26)/川上泰樹・伏瀬ほか/講談社
4.修羅の刻(22)/川原正敏/講談社
5.ウマ娘 シンデレラグレイ(15)/久住太陽・杉浦理史ほか/集英社
6.黙示録の四騎士(17)/鈴木央/講談社
7.東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙~(5)/和久井健・夏川口幸範/講談社
8.ヒストリエ(12)/岩明均/講談社
9.ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(25)/竿尾悟・柳内たくみ/アルファポリス発行・星雲社発売
10.王家の紋章(70)/細川智栄子あんど芙~みん/秋田書店

 テレビドラマ化された際には、各動画配信サイトで配信された見逃し配信の再生回数がフジテレビ歴代最速で100万再生を突破するなどの記録を残した『ミステリという勿れ』。連載から注目を浴びていた作品ではあったものの、テレビドラマが放送されてから急激に発行部数を伸ばしている。新たなドラマ化情報などはないものの、この勢いが落ちることはなさそうだ。

 続いて、連載15周年を記念して2024年7月20日から28日までミュージカルが上演される、草凪みずほの『暁のヨナ』44巻(白泉社)が2位にランクイン。“四龍集め編”をメインとしたストーリーがミュージカル化され、先日第2弾のキービジュアルが公開された。

 2014年に2クールのテレビアニメ化されると、2016年には新垣里沙、2018年には元乃木坂46の生駒里奈をヨナ役に据えて舞台化。今回初のミュージカルということもあり、注目度の高まりに合わせ、累計発行部数1500万部を突破した本作を手に取る人も増えるだろう。

 続く3位には3週連続でランキング上位にランクインした、川上泰樹・伏瀬らによる『転生したらスライムだった件』26巻(講談社)。2023年に舞台化されると、すぐさま舞台第2弾が発表され2024年7月に東京、8月に大阪で上演される。ライトノベルのコミカライズ作品のトップを走る本作は今後、どのような発展を遂げるのか注目だ。

 5位は、久世太陽・杉浦理史らによる『ウマ娘 シンデレラグレイ』15巻(講談社)。本作の原作となった人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティダービー』は、2023年に舞台化されているほど。また、2024年4月29日には本作のタイトルを取った笠松競馬場で「シンデレラグレイ賞」を開催。様々なメディアミックスを成功させるウマ娘シリーズの最新情報が待ち遠しい。

 6位は、鈴木央の『黙示録の四騎士』17巻(講談社)。前作となる『七つの大罪』ではテレビアニメ化や劇場版アニメ、舞台化など様々に発展を遂げた名作だ。本作に至っても、2024年10月からテレビアニメ2期の放送を控えており、注目度や人気が衰えることはない。シリーズ累計3800万部を突破した本作を手にとってみてはいかがだろうか。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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