京都国際マンガミュージアム現場スタッフの奮闘が書籍化 「マンガって何?」の疑問に答える一冊に
青幻舎は、マンガについての疑問や質問に答えるという日々の努力をまとめた『マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問』の出版を2024年4月中旬に予定している。本書は、京都国際マンガミュージアムによって監修・編集された、マンガの歴史、作り方、普及方法など、マンガについての様々な視点から考えるものだ。
マンガは、今や多くの人にとって最も身近なメディアの1つだが、「マンガって何?」と問われると答えに困ることもあるだろう。この本は、その問いに対して、マンガ研究の成果を学習マンガの形式で分かりやすく紹介する。マンガとイラストを組み合わせて紹介され、登場キャラクターは京都国際マンガミュージアムで働く新人のねこ学芸員と教育係のねこ博士だ。
本書の出版に際し、京都国際マンガミュージアム館長の荒俣宏は「しゃべる絵が、動く絵になり、ドラマも語りだし、しまいに絵ですらない何かになっていく。たとえていえば「電子のいらないモニター」でしょうか。マンガという画面にうつしだされたら、何でもマンガに変換される。このすごい発明品が知らぬ間に全世界をつなげ、「言葉の次のコトバ」になったのが、現在です。さあ、マンガはぼくらをどこへ連れていくでしょうか?」と推薦コメントを寄せている。
京都国際マンガミュージアムの収蔵品を活用した豊富な図版と詳細な説明により、マンガに関する様々なトピックや国内外の状況を子どもから大人まで楽しみながら学べる一冊。現在、京都国際マンガミュージアム入場券と本書『マンガって何?』がセットになったお得なオンラインチケットが、期間限定で発売中だ。ぜひチェックしてみよう。
【写真】マンガに関する素朴な疑問に楽しく答える『マンガって何?』中面
■ 書誌情報
発売:2024年4月中旬
書名:マンガって何?マンガでわかる マンガの疑問
監修・編集: 京都国際マンガミュージアム
京都精華大学国際マンガ研究センター
マンガ作画・イラスト:ホリグチイツ
アートディレクション:Neki inc.
判型:A5
製本:並製
総頁:144頁
定価:1,980円(本体1,800円)
ISBN:978-4-86152-950-4 C0079
京都国際マンガミュージアム入場券と『マンガって何?』がセットになったお得なオンラインチケットが、期間限定で発売中。
URL:https://kyotomm.jp/
■ 著者プロフィール
京都国際マンガミュージアム
博物館と図書館の機能をあわせもったマンガ専門の文化施設。保存されるマンガ資料は、江戸期の戯画浮世絵から明治・大正・昭和初期の雑誌、戦後の貸本から現在の人気作品、海外のものまで約30万点。京都市と京都精華大学の共同事業で、マンガの収集、保管、公開、マンガ文化に関する調査研究やそれらの資料と調査研究に基づく展示やイベントを行っている。
https://kyotomm.jp/
京都精華大学国際マンガ研究センター
マンガとその周辺に関する研究機関。40年にわたる京都精華大学での「マンガ」文化に関する教育・研究の蓄積と研究基盤に必要な人的・情報ネットワークを十全に活用することによって、京都国際マンガミュージアムの中核を担う研究機関としての役割を果たしている。
http://imrc.jp/