キャンプ、トレンドは“軽量化” クルマがなくてもできる“手軽”なスタイルが増加中

■まずはバックパックキャンプから

ストイックになり過ぎない遊び心を保ったスタンスは大切。

  たとえば焚き火台やチェアなどは、登山のテント泊だけなら不要だといえるが、キャンプの醍醐味を味わうなら持っていきたいもの。もちろんULに特化したものを選ぶわけだが、ストイックになり過ぎない遊び心を保ったスタンスは、たかにぃならではだ。

  そうはいっても、ULなギアは軽量素材を採用しているがゆえになかなかなお値段のものばかり。いきなりULギアで揃えるのはハードルが高い。そんな悩みを持つビギナーに対して、たかにぃはこうアドバイスをする。

 「まずは軽量にそこまでこだわらず、バックパックキャンプから始めてみてはいかがでしょう。50~55L程度の大きめのバックパックならULギアじゃなくても、パッキングの技術さえ覚えれば収納は可能。そこから徐々にULギアにシフトしていき、バックパックも小さくしていけばいいでしょう」

  現在のたかにぃは35~40Lのバックパックでちょうどよく収まるULギアと共に、アドレスホッパーとして全国を旅している。そんなたかにぃが監修したバックパックキャンプのビギナーズガイドが『ミニマライズキャンプ入門』(朝日新聞出版社)。この1冊があれば、バックパックひとつでキャンプをするノウハウがすべてわかる。

  ULは、ストイックに突き詰めれば道は果てしなく、それはギア選びにとどまらず哲学でもある。ただ、ULキャンプはもっと肩の力を抜いてトライしたっていい──CAMPたかにぃは、そんなことを教えてくれた。

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