【漫画】いまはもうない思い出の喫茶店、あなたにはありますか? SNS漫画『おしまいドルチェ』が温かい

【漫画】名前のない喫茶店の"最期"を味わうお話

 どんなご馳走も食べたら胃に消えてしまう。「食べる」とは時に空腹を満たすと同時に切なさを感じる行為だ。思い出によって作られた空想のカフェを舞台に展開されるSNS漫画『おしまいドルチェ』では後半、主人公が店主から思念が盛られたスイーツを“食べる”ように求められる――。温かいストーリーのなかに漂う一抹の切なさ。本作の魅力はそんなパフェのような機微である。

 作者は、ならのさん(@Nara_lalana)。ONE PIECEカードゲーム「オフィシャルカードスリーブ リミテッドエディション」の絵を担当するなど、基本的にイラストレーターとして知られる存在だ。その彼女がどんな意図を以て本作を描いたのか、話を聞いた。(小池直也)

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