『BLEACH』最もヤバい死神は? 巨漢の和尚、能力未知数の戦闘狂……最強キャラを考察

『BLEACH』黒崎一護がフィギュアで登場

 2001年から15年間にわたり連載されてきた大人気漫画『BLEACH』。2016年に最終巻が発売された後も人気は衰えることなく、2023年7月には最新アニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』が放送されたばかりだ。同作の中には魅力溢れるキャラクターが多数登場するが、その中でも最強の死神は誰なのだろうか? そこで今回は、最強候補としてよく名前が挙げられる死神を紹介していこう。

卍解が必要ないほどの戦闘能力を持つ元五番隊隊長・藍染惣右介

 まず挙げられるのは、護廷十三隊を創設した山本元柳斎重國だ。彼は護廷十三隊一番隊隊長を務めただけではなく、護廷十三隊の総隊長を創立当初から務めてきた。かなりの高齢にもかかわらず圧倒的な戦闘力を持ち、見えざる帝国が尸魂界に侵略してきた際には最前線で戦っていたことからもその戦闘能力の高さがうかがえる。

 山本はユーハバッハとの闘いで命を落としたが、ネット上では「負けた理由が未だにわからない」「最強のキャラだったのにおかしい」などの声が見られる。

 次に名前を挙げるべきは真名呼和尚こと兵主部一兵衛だろう。霊王の近衛兵的な存在である王属特務・零番隊のリーダー格の人物で、豊かなあごひげと坊主頭の巨漢である。零番隊は構成員5人全員が隊長を務めるという他の隊にはない特殊な体制をとっており、総力は護廷十三隊を凌駕するほどといわれている。その零番隊のリーダー格的な存在ということで、兵主部が最強だという声が多く上がっている。

 もう一人よく名前が挙がるのが、かつて五番隊の隊長だった藍染惣右介である。藍染は作中で最後まで卍解を見せていないが、裏返せば卍解が必要ないほどの戦闘能力の持ち主とも言える。さらに藍染は高い戦闘力だけではなく明晰な頭脳の持ち主だ。主人公黒崎一護と朽木ルキアとの出会いも藍染の策略で、自身の目的のためにさまざまな策を用いることができるのも強さのひとつと言えるだろう。

本当の戦闘力は未だ未知数の十一番隊隊長・更木剣八

 代々最強の死神に与えられる名前である「剣八」を名乗る、十一番隊隊長の更木剣八が最強ではないかという説も根強い。戦闘狂で、自分より強い相手と戦うことに喜びを感じる更木は幼いころからその強さを見せてきた。過去には十一番隊隊長兼初代剣八だった卯ノ花烈と戦ったことがあり、その際に卯ノ花を殺さないようにと無意識に力を抑え込んだという。

 自身が十一番隊隊長になってからも更木は自分の力を抑えて相手とのギリギリの戦いを楽しむために眼帯を付けている。眼帯を外した時の戦闘能力が未知数ではあるが、力を抑えた状態でも十分に強いことから更木が最強であるという説もかなり有力である。

3つの力を使うことができる黒崎一護

 最後に紹介するのは『BLEACH』の主人公である黒崎一護。彼の父親は元十番隊隊長の黒崎一心、母親は滅却師だった黒崎真咲で、死神と滅却師の血を引き両方の能力を持っている。また朽木白哉との闘いで虚の力が発現し、のちに修行により自らの意思で自由に虚化が可能になった。つまり一護は死神でありながら、滅却師や虚の力も使うことができるまさにチート級な主人公ということになる。特に先ほど名前が挙がった藍染を倒す際にも使った無月という技は、一護の技の中でも最強ではないかという声も見られた。

 多くの強キャラが登場する『BLEACH』では、死神というくくりだけでも最強キャラ候補がたくさん挙げられる。作りこまれた世界観で考察の余地が多くあるだけに、今後も多くのファンが活発な議論を繰り広げていくだろう。

©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

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