注目俳優・金子隼也、1st写真集で見せた“自分らしさ”「飾っていない素の表情を見てほしかった」
俳優・金子隼也のファースト写真集『Be Myself』(KADOKAWA)が3月27日に発売された。金子は子役時代から芸能活動を続ける中、2021年放送の『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』で本格的に俳優デビュー。その後、先日まで放送されていたドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)、『パパとなっちゃんのお弁当』(日本テレビ系)にも出演するなど、今、最注目の若手俳優だ。
写真集の舞台は、長野県安曇野市と松本市。大自然に囲まれながらサウナを楽しんだり、ラーメンを頬張ったり、彼の素顔に迫った一冊となっている。撮影が行なわれた2022年は、彼にとって芸能活動10周年、俳優デビュー1周年の節目でもあった。改めて撮影の様子を振り返ってもらうとともに、写真集に込めたこだわりを語ってもらった。(とり)
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絶対に着たかった衣装とは?
――ファースト写真集の発売、おめでとうございます。写真集の制作は、ドッキリで聞かされたのだとか?
金子:そうなんです(笑)。「『ホリアク(Horipro Actors Live~episode 2~)』のパンフレット撮影があるから鍛えておいてね」と言われて、食事制限やランニングで身体を絞っていたのですが、現場に行っても、誰もそんな話は聞いていない様子で。その後、改めて写真集が決まったことを知らされました。
――写真集だと分かったときの心境は?
金子:びっくりしました。いつか出せたらとは思っていたものの、まだ自分には早いような気がしていたので。でも、嬉しかったです。そこからまたさらに、自分を追い込んで身体を仕上げていきました。
――具体的に、どのようにして身体を仕上げていかれたのですか?
金子:まず食事に関しては、揚げ物は絶対に食べないと決めて、大好きなラーメンも控えました。主に食べていたのはサラダチキン。キツいかな? と思いましたけど、自分なりに味変を楽しみながら食べていたので、飽きることもなかったです。運動に関しては、ひたすらランニング。仕事の合間を縫って、朝と夜とでトータル15kmくらい走っていました。カッコよく撮ってもらいたかったので。少しでもシュッとした姿を披露できるよう頑張りました。
――スゴい徹底ぶりですね!
金子:僕、根が負けず嫌いなんですよ。基本1km5分ペースで走るようにしていたんですけど、「Nike Run Club」というアプリを起動しながら走っていると、「ペースが遅くなっています」「1kmあたりプラス何秒です」って、1km走るごとに通知が来るんです。そんなこと言われたら悔しいじゃないですか(笑)。「悔しい!」なんて発狂しながら、そうやって記録が伸びていくのを楽しんでいました。だから、食事制限も含めて苦に感じる瞬間は一度もありませんでした。むしろ、目に見えて身体に変化が出るので、やりがいしかなかったです。
――さすがです。かなり気合いを入れて身体づくりされたようですが、写真集の内容について、金子さんから何かご要望は出されたんですか?
金子:衣装は特にこだわりました。スタイリストさんに僕の好みをお伝えしつつ、用意していただいた衣装の中から選んでいきました。ただ、自分の独断だけで決めちゃうと、普段の私服に近い系統の衣装ばかりになってしまいそうだったので、スタイリストさんと相談のうえ、バリエーションを意識して選ぶようにはしました。そこは、読者のみなさんに楽しんでいただけるポイントなんじゃないかと思います。
――冒頭の“青いジャケットを羽織って本を読んでいる姿”は、「わりと普段の金子さんに近いのかな?」と想像しながら見させていただきました。
金子:いや、むしろ普段は着ない系統ですね(笑)。衣装にこだわったというのは、普段着とは真逆のスタイリングをあえて選んでみた、という意味でもあるんです。だから自分でも「こんな服もいいな」って発見がたくさんあった撮影でした。いちばん普段着に近い衣装をあげるとすれば、“花の絵がプリントされた黒いシャツに赤のパンツを合わせたコーディネート”。完全に僕の好みですね(笑)。この衣装だけは「絶対に着たいです!」と、一番最初に選ばせていただきました。
――なるほど! カッコいい系統のお洋服がお好きなんですね。
金子:普段は、韓国のブランド「ADERERROR(アーダーエラー)」が好きでよく買っています。あとは、ブリティッシュ・カジュアルな感じが多いですかね。今日(取材用)の衣装も私服なんですよ。春だし、デニムが合いそうだなって。
――本当にファッションがお好きなんですね(笑)。写真集では、こだわりの衣装も要チェックですね。