『東リベ』『特攻の拓』『湘南純愛組!』……ヤンキー漫画の憧れたバイク、今いくらで買える?
漫画界で高い人気を誇るヤンキー漫画。最近ではタイムリープを交えた『東京卍リベンジャーズ』が大ヒットとなったが、それ以外にも数多くの作品が世に登場している。
ヤンキー漫画にかかせないアイテムの1つといえばバイクだろう。個性的な登場人物が乗りこなすバイクを見て憧れを持ち、実際に購入した人もいると聞く。
そこで今回は有名作品に登場したバイクとその値段を検証してみたい。
HONDA CB250Tホーク『東京卍リベンジャーズ』
和久井健原作の漫画、『東京卍リベンジャーズ』で「無敵」を誇り、「カリスマ中のカリスマ」とまで称されたマイキーこと佐野万次郎。彼が愛したバイクは「バブ」ことCB250Tホークdあった。
CB250TホークはHONDAが1978年に販売したバイクで、排気音が「バーブー」と聞こえるということから「バブ」と称されるようになった。CB250Tホークはは非常にレトロなモデルで、古き良き昭和の時代を感じさせる1台だ。
HONDAの公式サイトによると、販売当時の価格は309万円となっている。新車の場合、一般的な家庭で中学生や高校生が手に入れることは難しい値段といえよう。
KAWASAKI ZEPHYR1100『湘南純愛組!』
藤沢とおる原作のヤンキー漫画、『湘南純愛組!』。鬼塚英吉と弾間龍二を主人公とした物語で、高い人気を誇った。また、鬼塚が教師になった『GTO』は本作の後継である。
鬼塚が好んで乗っていたのがKAWASAKIのバイク。バリオスを経て、ゼファーを愛するようになった。なかでもゼファー1100は彼の代名詞的存在とも言えるような存在に。このバイクは1992年から2007年まで販売されたものだった。
現在中古バイク販売サイトでは130~200万程度で売られている。
YAMAHA FZR250 『疾風伝説 特攻の拓』
1990年代に高い人気を誇ったヤンキー漫画『疾風伝説 特攻の拓』。主人公でいじめられっ子だった浅川拓が暴走族「爆音小僧」に入り、バイクを乗りこなしながら、抗争を繰り広げていく。
そんな拓が愛していたバイクがケニー・ロバーツ号ことヤマハFZR250R。レーサーレプリカと丸いライトが特徴的なレーサーレプリカである。『特攻の拓』を見て、FZR250Rを購入した人もいたのでは。
FZR250Rは中古バイク販売サイトでは33万から100万程度で売られている。当時の読者である程度収入がある人にとっては、手頃といえそうだ。
HONDA タクトA-AF16 『ろくでなしBLUES』
森田まさのり原作で、『週刊少年ジャンプ』に1988年から1997の長きにわたり連載された人気ヤンキー漫画、ろくでなしBLUES。主人公の前田太尊とその仲間が繰り広げる喧嘩やボクシングが物語の中心となっていた。
前田が愛車としていたバイクが、HONDAのタクトA-AF16だった。タクトは1980年代から2000年まで販売された原付バイクで、老若男女に愛された車種である。前田が乗っていたA-AF16は1987年モデルだった。
AF16は中古バイクサイトで2万円程度で販売されている。
ヤンキー漫画を彩ったバイクの数々。多感な読者に、その魅力を伝え、購買意欲を刺激したと言っても過言ではないのでは。