『家事ラクグッズ大賞2023』発表。プロがおすすめする暮らしがラクになる家電紹介 ホームセンターマガジン『Pacoma』1月号

 年末になると、家電の新調を考える季節。2016年から始まり、今年で8回目となるホームセンターマガジン『Pacoma』の『家事ラクグッズ大賞』。

 今回は雑誌『MonoMax』(宝島社)の編集長・奥家慎二さん、暮らしスタイリストの河野真希さん、ライターの金山靖さんといったライフスタイルのプロとともに、アンケートから生活者ニーズのトレンド分析をしている。

 1482人の読者とホームセンターのバイヤーへのアンケートに寄せられた声やグッズをもとに、グランプリ1点、準グランプリ3点を選定。さらに、トレンド部門、進化型・衛生部門、効率型・キッチン部門、解決型・収納&洗濯部門を合わせ、22選を紹介している。

 今年のキーワードは“楽・シェア”。ステイホームの時期を経験した生活者のなかで、家の衛生と快適さ、家事の効率化へのニーズがより一層、 強いものへとシフトしていることが浮き彫りになっている。

 家事ラクグッズ大賞2023の受賞した一部を紹介する。

<グランプリ>

シー・シー・ビー コードレス回転モップクリーナーネオプラス

【選出理由】
無理な姿勢をとらず、ラクに拭き掃除できる!
衛生を保つために欠かせない拭き掃除。とはいえ、床や壁、浴室の天井を拭くのはかがんだり、踏み台が必要だったりと姿勢や高さへのつらさもつきもの。そんな問題を解決してくれる「コードレス回転モップクリーナーネオプラス」がグランプリに選ばれました。1分間に150回転し、1台で家中の拭き掃除ができる頼れるアイテムです。

<準ブランプリ>

ドウシシャ 折りたためる洗濯機

【選出理由】
衣類別、汚れ別、洗剤別の分け洗いが簡単!
予想以上に多かった「子どもの衣類やデリケートな服は洗剤を別にしたい」「ペット用品は別に洗いたい」といった「分けて洗濯したい」という声。待望の「2台目洗濯機」として、手軽に導入できることから準グランプリに選ばれたのが「折りたためる洗濯機」です。使わないときは折りたたんで隙間収納できる点もうれしい商品です。

ハイアール 無水かきまぜ自動調理器

【選出理由】
90種のメニューを自動で調理できる!
負担に感じる家事としてダントツであがったのが「毎日の食事作り」。例えば、三世代同居の家庭からは「老親と子どもの食の好みが違うので、おかずを作るのが大変」という声も聞かれました。材料を入れてスイッチオンするだけで、煮る、炒める、ゆでる、蒸すなど多彩な料理ができる「無水かきまぜ自動調理器」が準グランプリに。

アズマ工業 AZ294玄関タイルブラッシングスポンジF

【選出理由】
玄関の「どう掃除すればいい?」を解決!
「掃除の仕方がよくわからない」という声が多かったのが、玄関。たたきの材質によっては洗剤が使えなかったり、凹凸が多いために黒ずみやすかったりする、という声が多数寄せられました。準グランプリの「AZ294玄関タイルブラッシングスポンジF」はそんな玄関掃除に特化したグッズ。水でぬらしてこするだけ、という手軽さも決め手となりました。

 Pacoma編集部は次のようなコメントを出している。

「質は落とさずに、家事の「ラク」を追求したいというニーズ。今回、読者1482 人から寄せられたアンケートの回答からは、ステイホームの時期を経て「衛生」「快適」「効率化」へのニーズがより一層、高まっていることが見えてきました。

 読者から「気になるキーワード」としてあがったのが「やめ家事」「ずぼら家事」といった言葉。労力や手間をグッズや家電に委ねることで、とにかく家事を効率化したい。 それが、現在の生活者のリアルな声と言えるでしょう。同時に、メーカー各社が力を入れているグッズもそうしたニーズを満たすものが増え、「家事は手間をかけてこそ」といった 価値観がますます前時代的なモノとなってきています。

 加えて、ステイホームを経たことで家の衛生や快適に対する要求レベルもさらに一段階、上がったことが伺えます。「もっと汚れを落としてスッキリしたい」「もっと家で過ごす時間を楽しく豊かにしたい」といった願望が強くなっている印象でした。
効率化したい。けれど、完成度はより高く。
 
 そんな二律背反的なニーズが、浮かび上がっている時代といえます。
今回、選出された家事ラクグッズの数々は、まさにそのような生活者の気分を反映する結果となりました。

 家事の質は落とさすに、「手間を分担できる=シェアできる」頼れるグッズ。
そのぶん、家族とより多くの「時間を共有できる=シェアできる」うれしいグッズ。
家事をアウトソーシングできるサービスも徐々に広まってきています。生活者の家事に対する価値観の変化が加速するとともに、「家事ラク」のための手段もますます高度化し、多様化していく時代になっていく、と思われます」

 『Pacoma』1月号は取扱のあるホームセンターで配布される。詳細をチェックしてみよう。

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