伝説の写真家・星野道夫 生誕70周年記念 極北の自然に魅せられた軌跡と奇跡の写真を辿る展覧会が開催
少年のころから北の自然に憧れ、極北の大地アラスカに生きた写真家・星野道夫。取材中に事故で亡くなり、25年以上を経た現在においても、心打つ大自然や動物の写真と美しい文章で、多くのファンを魅了している。
星野の生誕70年にあたり、2022年11月19日より東京都写真美術館で展覧会を開催。一枚の写真に導かれたアラスカとの出会いから急逝まで、極北の自然に魅せられた写真家の軌跡を辿る。
【写真】星野道夫が残した、北の大地をとらえた作品に魅せられる
北極圏の大自然、そこに息づく野生動物や人々、そして語り継がれた神話……星野は多くの「出会い」を通じて思索を深め、写真家として成長していった。本展では、20歳のときに初めて足を踏み入れたアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島での写真までを一望すると同時に、貴重な資料展示を交え、旅を終えることなく急逝した星野の足跡を感じることができる。
未完の作品群から、「自然と人の関わり」を追い続けた星野の旅に思いを馳せてみよう。
星野道夫略歴
1952年、千葉県市川市生まれ。19歳のときに目にしたエスキモーのシシュマレフ村の空撮写真に惹かれ、村長宛に手紙を書く。20歳の夏休みにアラスカに約3カ月滞在。帰国後、アラスカへの思いが募り写真家の道を選ぶ。慶應義塾大学卒業後、動物写真家、田中光常氏の助手を2年間務める。1978年、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、アラスカの自然と人々をテーマに写真と文章で記録し発表。1996年8月、カムチャツカ半島で取材中にヒグマに襲われて急逝。アニマ賞・木村伊兵衛写真賞受賞。
展覧会概要
星野道夫「悠久の時を旅する」
期間:2022年11月19日(土)~2023年1月22日(日)
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室(恵比寿ガーデンプレイス内)
開館時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/29−1/1、1/4)※12/28、1/2、1/3は臨時開館
観覧料:一般1,000(800)円 / 学生800(640)円 / 中高生・65歳以上600(480)円 ※( )内は当館の映画鑑賞券ご提示の方、各種カード会員様、目黒区在住の方(お住まいの住所が分かるものをチケット販売カウンターにて提示)割引 / 小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料です。
※各種割引の併用はできません。
※事業は諸搬の事情により変更することがございます。
※会場混雑時にはご入場をお待ちいただく場合がございますので、事前に「オンラインによる日時指定予約」をしてのご来場を推奨いたします。
主催:クレヴィス
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
協力:星野道夫事務所
後援:目黒区