アベンジャーズやアイアンマン……宇多丸やPUNPEEのコラムも マーベル映画の“音楽"に注目した話題作が登場

マーベル映画の“音楽"に注目した話題作が登場

  現在映画で常にヒット作品を出し続けているのがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。MCUの作品はヒーローたちの個性が光る“アクション"や“人間ドラマ"が魅力的であるが、同時にヒーローたちの活躍に彩りを与える“音楽"もまた魅力の一つといえるだろう。オリジナルの劇伴や歌だけでなく、往年の名曲を取り入れるなど、それぞれの作品の個性をより色濃く際立たせている。 

 そんなMCUの音楽作品にスポットを当てた書籍『マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味 』がイースト・プレスより発売された。

 「ポップミュージックと映画を結びつけ、両者に橋を架けること。映画の歴史全体に照らしても、50年分の華々しい達成のあとでさえ、マーベル・スタジオが今行っていることは、特別で大きなものだと私たちは考えています。のちに「マーベル・シネマティック・ユニバース」と呼ばれることになる映画シリーズが2008年に始まったとき、つまり『アイアンマン』が公開されたとき、開巻いきなり響きわたるハードロックがすべての変化の始まりでした。そこにはすべての予兆が含まれていたと、今ならはっきりとわかります」(本書「はじめに」より添野知生)

 本書のはじめにでも記されている通り、マーベル・スタジオが行っている映画と音楽の架け橋について、140曲以上に及ぶポップミュージックの背景や選曲意図を徹底的に考察している。その選曲の意図や効果について、作品ごとに様々な角度から分析することで、よりMCUの映画と音楽の魅力や人気の背景に迫った内容だ。

 MCUが起こしたサウンドトラック革命!宇多丸(RHYMESTER)、荻上チキ、北村紗衣、小林雅明、PUNPEEらによるスペシャルコラムも掲載。発売初日でAmazonのカテゴリ別売れ筋ランキング(カテゴリ:映画論…映像論)で1位を獲得した注目作に目を通してみよう。

『マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味』添野知生 著 / 高橋芳朗 著
定価 2200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 9784781620961
JANコード 1920074020003
発売日 2022年7月20日
判型 四六判
製本 ソフトカバー
ページ数 368ページ
イースト・プレス刊

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