『女の園の星』星先生の誕生日はなぜ12月30日だったのか? 七夕伝説との関係性を考察

『女の園の星』星先生の誕生日の謎

 2021年の12月30日、『女の園の星』の公式Twitterにて星先生の誕生日が発表された。発表の直後にはお祝いの声が數多く投稿されるなど、読者による大きな盛り上がりが見られた。

 興奮が冷めやらぬうちに1月8日発売『FEEL YOUNG』2月号で星先生にまつわる番外編の掲載が告知され、こちらも大きな反響を呼んだ。ふたつの盛り上がりは2022年も『女の園の星』が多くの注目を集めることを予期させるものとなっただろう。

 読者から支持を得る星先生は本作の中心となる人物であるものの、家族や過去など謎に包まれた部分が非常に多い。本稿ではクールでミステリアスな雰囲気を漂わせる星先生というキャラクターについて考察したい。

星先生と関連する民話の登場人物

 成森女子高等学校(以下、成森女子高)で国語分野の授業を担当しながら、2年4組の学級担任を務める星先生。大学時代に漫画研究会に所属しマン・ケーン教なる教団が大学の全サークル作品を牛耳る漫画を執筆した過去をもち、生徒からは「無印良品」「秘伝のペット」と呼ばれることもある人物だ。中学生の頃に撮影した写真が「クワガタボーイ」と称され幸運を呼ぶ存在としてメディアに取り上げられ、作品の世界を飛び越えLINEスタンプのイラストにも採用された。

 そんな星先生の本名は1巻「1時間目(第1話)」で描かれた学級日誌の表紙に記されており、「星三津彦」であることが読み取れる。『女の園の星』というタイトルから、星先生は成森女子高において星のような存在と解釈することもできるだろう。しかし名前に「星」「彦」が含まれている点は七夕伝説における「彦星」を彷彿とさせる。

 彦星の存在を示す星「アルタイル」が、「デネブ」「ベガ」と共に夏の大“三”角形を形づくる星である点。“津”にはふなつき場を表す意味があり、文字から水の存在を感じさせる点。上記2点から星先生の名前と彦星や天の川との関連があるように思えてしまう。『女の園の星』において、もしかしたら星先生は七夕伝説の彦星を象徴したキャラクターなのかもしれない。



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