林真理子「みんなに慕われる人になりたい」 YouTubeで語ったインスピレーションの源泉

 多くの有名人がYouTubeチャンネルを開設し、メディアでは見せない表情でファンを楽しませている昨今。人気作家・林真理子の公式チャンネル「マリコ書房 – 林真理子YouTubeチャンネル」がチャンネル登録者1万人を突破し、これを記念するQ&A動画が公開されている。

 同チャンネルでは普段、元民放アナウンサーで、著者インタビューを多く手掛ける中村優子を聞き手に、林がおすすめの一冊を紹介。毎回、1万前後の再生数を安定的に記録しているところを見ると、コアなファンが欠かさず動画をチェックし、楽しんでいる良質なチャンネルだということがわかる。

 10月17日に公開された「林真理子が皆さんからの質問に答えます!【後編】」では、林がいつものように飄々と、気負わずファンからの質問に答えている様子が面白い。

 「多作な真理子さんですが、やる気の出ないときはありますか? そのときはどうしていますか?」との質問には、「(やる気のでないときは)ちょっちゅうありますよ。そういうときは寝っ転がって週刊誌を読んで。それが至福のときですね。芋ケンピを食べながらダラ〜っとして」と一言。しかし、やる気は出なくても「書けない」と思ったことはないそうで、「本当に書けなくなったときは(作家を)辞めるときだと思います」と、尽きない創作意欲について語っていた。

 また、「作家になっていなかったら何になっていましたか?」との問いに対して、「板橋の方のスナックのママとか。銀座とかじゃなくて、庶民的な街の。友達に誘われて、突き出しのポテトサラダが美味しいような、そういう店をやっていたような気がします」と答える場面も。「わりと人と話すのも好きだし、相談に乗ってあげるのも好きなので、向いているかな」とのことだが、もし“スナック真理子”が誕生していたら、いまとはまた別の形で有名になっていたかもしれない。

 気になる読書量や読書スタイルについても、質問が寄せられた。「読むときは1日1冊読みますし、速いと思います。電車に乗るときは必ず本を持っていきますし」と林。静かな場所で集中して読む、というより、むしろ周りが騒がしいくらいの環境の方がはかどるようで、「夕食が終わったあと、テレビをつけて、見るともなしに見ながら本を読むのが好き」と語っていた。

 終盤、「60代、どのように生きたいですか?」と問いかけられた林は、「みんなに慕われる人になりたい」と即答。「歳をとっていくとだんだん頑固になったり、意地悪になる人が多いんですけれども、私はわりと若い友達が多いし、自分で言うのもなんですけれど、すっごい御馳走してあげるし、いろんなところに連れて行ってあげるし。私も若い人からいろんなことを吸収できて楽しいんです」と、年齢や属性を問わず、多くの人との交流にインスピレーションを受けていることを明かした。

 書評では人気作家ならではの鋭い視点に唸らされるが、トークにおいては親しみやすく、気取らない言葉をファンに届けている林真理子チャンネル。次に読む本に迷ったとき、ぜひチェックしてみてはいかがだろう。



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