【漫画】もしも簡単に夢が叶ったとき、人は幸福になれるのか? 現役の倫理教師が描く『幸福の門』がTwitterで大反響
幸福とは何か。今、Twitterで話題のパパ頭さん(@nonnyakonyako)による漫画『幸福の門』は、私たちにそんな問いを投げかけている。
思わず「読む」よりも「考える」ことに夢中になってしまう、そんな不思議な魅力を持っている本作。「リアルサウンド ブック」では創作の裏話や、パパ頭さんが今後描きたい漫画像など話を伺った。(ちゃんめい)
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現役の倫理教師が描く『幸福の門』
ーー普段は高校の倫理教師として働いているパパ頭さん。ご自身のTwitterにアップされた『幸福の門』が大きな反響を呼んでいますが、今回の反響を受けての感想をお聞かせください。また特に印象に残った読者からの感想はありましたか。
パパ頭:いつもは育児漫画を描いているので、『幸福の門』は読者の方に受け入れてもらえないのでは?という不安が大きかったのですが、こうしてたくさんの方に読んでいただき、みなさんが色々な感想をツイートしてくださったことがすごく嬉しかったです!
感想に関しては、みなさんが「幸福」に対するそれぞれの価値観をTwitter上で赤裸々に語っていたところがとても印象的でした。
倫理には自分の考えを表明する際に、自身の内面を言葉にしてさらけ出すような性質があるのですが、 普段の高校の授業だと身構えてしまって自分の考えを言えない生徒もいるんですよね。その点、Twitterは匿名なので、読者の方たちはその辺りをあまり気にせずリラックスして意見を出しているような印象を受けたので、倫理とTwitterは相性が良かったのかなと思います。
ですが、一方でTwitterの限界もあるなと思っていて......。例えば、教室だったら思う存分議論ができるけれど、文字数制限やテキストだけのコミュニケーションというTwitterの特性上、十分に語り合うのは難しいという歯痒さを実感しました。