注目の若手俳優・宮世琉弥が明かす素顔 「人生の目標を立て、すべきことを考えて進んでいます」
最近ハマった映画はクリストファー・ノーラン 監督の『TENET テネット』
――今回のスタイルブックは宮世さんの「トリセツ」とのことですが、リアルサウンドでは「ブック」のほかに「テック」「映画」「音楽」とそれぞれにサイトがあるので、そこにちなんで宮世さんのことを教えてください。まずは「テック」分野で興味のあることは?宮世:最近だとコンデジカメラをいつも持ち歩いています。ライカのルミックスに惚れちゃって。おじいちゃんからもらったキャノンの一眼も持っているのですが、コンパクトに持ち歩けるものも欲しかったので、貯め続けた貯金で買いました。
――今はスマホで撮る人が多いですが、コンデジなら持ち歩ける?
宮世:はい。僕、SNSもやっているので、撮った写真を載せているんです。ファンクラブも開設されたので、そこでも載せたいと思っています。
――そういえばSNSの更新が特技のひとつとか。
宮世:更新したがりなんです。作品に出たらオフショットをいっぱい載せたくなるし、いろんな報告もしたい。マネジャーさんに「上げすぎ!」って止められるくらいだから特技なのかなと思って(笑)。みんなに身近に感じてもらいたいんです。
――そうなんですね。では続いて「映画」。好きな映画は?
宮世:最近だと『TENET テネット』ですね。すっごく難しいんだけど、面白くて。いろんな推理や考察が出来て、自分なりの考えとか、ほかの方のレビューなんかを読んで、考えを照らし合わせてから、さらに考えて、また観に行きました。相棒がいるじゃないですか。あの人が実は……みたいな考えがあって、そういうのを知ると、「もう1回最初から観なきゃ!」って。
――考えるのがお好きなんですね。今後はご自身がそうした作品に出たいとも。
宮世:思います。ミステリー系の怖い役とかもやりたいですし。今度は僕が惑わせる側になってみたいです。
本は視野を広げて、いろんな考え方を提供してくれる
――では「音楽」についても。以前、昭和のポップスがお好きだとお話していました。宮世:今でも好きですが、最近はクラシックも聴いています。ショパンとか、リストとか、ベートーヴェンやモーツァルトももちろん聴きます。リストだと、「超絶技巧練習曲」とかが好きです。
――そうしたものは誰かから勧められるのですか?
宮世:音楽のアプリでランダムに曲が出てくるものがあって、そこから聴いて、いいなと思ったら、関連したものを探しまくります。
――本当に好奇心旺盛ですね。お若いですが、絵画もお好きでしたよね。「ブック」についてもお聞かせください。
宮世:それこそ最近買ってよかったのは、『心に響く 印象派画家の言葉46』という本です。ゴーギャンとかルノアールとかピサロとかの名言が書かれていて、すごく響くんです。エドガー・ドガの「芸術はみずからを拡大するものではなく、まさにみずからを要約するものです。」とか、ゴーギャンの『「自由に、そして狂ったように」仕事したまえ。そうすればきみは進歩し、きみが価値ある人間だったら、いずれそれは認められる。』とか。
――おおー、哲学。
宮世:こういう名言がいっぱい書かれていて、すごく好きです。勇気づけられるし、役者って、引き出しの多さが大事になってきますが、こうした言葉は視野を広げてくれて、いろんな考え方を提供してくれます。本や小説って、すごいなと思います。
――多くの刺激を受けて視野を広げているところなんですね。
宮世:そうなんです。あ、あと他にもおススメが! 止まらない(笑)。『I Love Youの訳し方』という本もすごくいいです。いろんな偉人や有名人が、どう“I Love You”を伝えるかが書かれているんです。
――夏目漱石の「月が綺麗ですね」的な。
宮世:そうです。織田信長ならこう言っているみたいな。すごくオススメです。
人生での目標を明確に、ステップアップしている途中
――本当に幅広い分野に興味がおありですが、将来的には「自分で映画を作りたい」という目標をお持ちだとか。いろんなことを吸収していることは、そこへの意識もあるのでしょうか?宮世:そこに繋げるためです。目標としてそこがあるので、いろんなことを知って、吸収しておきたいんです。僕は、人生のなかでの目標を、この歳までにこれ、この歳までにこれと立てています。そしてその間に何をしていくかを考えて進んでいます。
――すごい。今はどんどん目標に近づいているところですね。
宮世:はい。今年は、とにかくいろんな役を演じて経験を積みたいと思っています。これまでに見せたことのない役も演じることになっているので、期待して待っていてほしいです。
――ちなみに16日が最終回の『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』では、藤原竜也さんとの共演を経験しましたね。
宮世:作品を拝見していたときももちろん凄いと思っていましたが、直接会ってお芝居させていただいて、見ていただけの時とは比較にならないくらい、肌に突き刺さるような迫力を感じて圧倒されました。そうした迫力でガッと来られると、僕も押し返す反動が大きくなるというか。すごく影響を受けました。直接お芝居させていただいて、身体に染みついた感覚があって、そのあとのお仕事にも生きています。
――これからも期待しています。最後に、あらためて『RB17 りゅうびセブンティーン』発売にひと言お願いします。
宮世:僕のことを知らない方でも楽しめる内容になっています。見てもらえたら、僕のことがめちゃくちゃ分かると思いますし、絶対チェックしたほうがいいと思います!(笑)
■書籍情報
『RB17 りゅうびセブンティーン』
著者:宮世琉弥
発行:SDP
発売日:2021年3月14日
価格:1,800円+税
▼詳細サイト
http://www.stardustpictures.co.jp/book/2021/rb17.html
プレゼント
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