将棋がラグビーW杯を超えた? 『Number』初の将棋特集が20万部到達

『Number』将棋特集が20万部到達

 創刊40年で初めて将棋を特集した、スポーツ誌『Sports Graphic Number』1010号「藤井聡太と将棋の天才」(文藝春秋 刊)が再増刷(5万部)され、発売日に決定していた増刷分3万部と合わせ、発行部数が合計20万部に到達した。

 同誌が20万部以上を発行するのは、2014年のサッカーW杯特集以来。ここ5年間で好調な売り上げを記録した号の一例としては、2015年に日本代表が南アフリカを破ったラグビーW杯を特集した臨時増刊「桜の凱歌」(累計18万7000部)や、同じく日本代表が大躍進を遂げた2019年ラグビーW杯特集「突破」(累計17万部)などがあるが、20万部は、これらの号を大幅に上回る発行部数となった。

 『Number』初となる将棋特集は発売前から大きな話題を呼び、発売されると同時に売り切れ店が続出。ツイッターなどSNSでも「Number(将棋特集号)、面白すぎて尻尾が生えてくるレベル」、「Numberやばいわ」、「いつものNumberと変わらない熱さで驚きました」、「魅力的なプロ棋士さん盛り沢山。眼福です」など、多くの読者からの反響が次々と上がっている。

『Number』編集長・宇賀康之コメント

「将棋人気の大きさに、『負けました』のひと言です。最善手と思って決めた当初の発行部数でしたが、売り切れ店続出という予想以上の展開を受け、2度目の増刷となりました。手に入れられずご迷惑をおかけした読者の皆様には、心からお詫びします。購入してくださった方々の反応を見ますと、日本全国、老若男女、幅広い層に買っていただいており、将棋人気、藤井人気の広がりを改めて実感しております。まだこれから発売日を迎える地域もありますが、増刷分も9月10日ごろから店頭に並び始める予定ですので、よろしくお願いします。スポーツとしての将棋の面白さ、アスリートとしての棋士の人間的魅力を、今後も特集を組んで伝えていきたいと思っています」

■目次URL
https://number.bunshun.jp/articles/-/844836

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