世界18種のペンギンを愛でる写真集『ペンギンごよみ365日』

世界18種のペンギンを愛でる写真集

 『ペンギンごよみ365日』が、2020年6月15日に誠文堂新光社より発売される。著者の水口博也と長野敦は、南極の各地や亜南極の島じまでペンギンの観察と撮影を実施。

 本書では、1年365日それぞれの季節、それぞれの場所で撮影されたペンギンたちの美しい写真に出会うことができる。氷、空、海を背景にして、愛くるしい表情や仕草には癒やされ、厳しい環境のなかで懸命に生き抜く姿に心を打たれる。

 写真集として楽しむことができるほかに、それぞれの写真に添えられた撮影者による言葉には、ときに科学的な情報も盛りこまれており、ペンギンのミニ百科としても活用できる。

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■編著者:水口博也(みなくち・ひろや)
1953年、大阪生まれ。京都大学理学部動物学科卒業後、出版社にて自然科学系の書籍の編集に従事。1984年独立し、世界の各地で海洋生物を中心に撮影をつづけ、多くの著書、写真集を発表。近年は南極、北極など極地への取材も多い。1991年、講談社出版文化賞写真賞受賞。2000年、第5回日本絵本賞大賞受賞。著書に、『シャチ生態ビジュアル百科』『イルカ生態ビジュアル百科』『クジラ&イルカ生態ビジュアル』(以上、誠文堂新光社)、『ペンギンの楽園』(山と渓谷社)、『ぼくが写真家になった理由』(シータス)、『世界の海へ、シャチを追え!』(岩波書店)など多数。

■編著者:長野敦(ながの・あつし)
1975年、奈良生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。動物の非対称性をテーマに、大学では行動の左右差(利き手)について、大学院では体組織の左右差について研究を行う。現在は会社員として働くかたわら野生生物の撮影を行う。幼少から生物全般に興味を持ち、とくに魚類は幼少期から観察をつづけ、学生時代には独自で近畿圏内の淡水魚の生息分布調査も行う。2003年より本格的に野生生物の撮影を開始。以降、中南米、オセアニア、亜南極、日本を中心に50か国以上で撮影を行う。著書に、『世界で一番美しい ペンギン図鑑』(水口博也氏との共著、誠文堂新光社)がある。

■書籍情報
『ペンギンごよみ365日』
編著者:水口博也、長野敦
定価:本体2,400円+税
発売日:2020年6月15日
誠文堂新光社 書籍紹介ページ:https://www.seibundo-shinkosha.net/book/art/43015/
〈内容抜粋〉
1/1 南極の新年、1/4 親鳥の足のうえで、1/12 一家団欒、1/14 似ても似つかぬ、1/16 ジェンツーペンギンの生存戦略、3/2 イワトビペンギンではないものの、3/6 海氷上にたたずむ、3/13 換羽の季節、3/14 ミナミゾウアザラシが休む浜、5/1 マゼランペンギンの所作、5/5 サウスジョージア島のキングペンギン、5/18 波のなかのイワトビペンギン、5/23 大海原のヒゲペンギン、7/5 南極の光、7/21 日帰り旅行、9/9 南半球の春、9/16 アデリーのトボガン、9/21 コウテイペンギンのクレイシ、11/12 スノーヒル島の繁殖地、11/23 求愛のコーラス、11/30 午前三時のワシントン岬、12/30 ケープペンギンの黄昏 ほか

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